デジタルデトックスは効果なし?より効果的な対策は?【デジタル疲れ】

デジタル ウェルビーイング

最近スマホやパソコンなどのデジタル疲れから『デジタル・デトックス』に取り組む方が増えています。

実際にデジタル・デトックスを試してみたいけど、

デジタル・デトックスの効果ってどうなんだろう?

あまり効果なしって聞くけど本当かな?

と気になっている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、デジタル・デトックスの効果について知りたい方へ向けて、デジタル・デトックスは効果がないと言われている理由や、より効果的とされている新しいメゾットについてご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • デジタル・デトックスが効果がないと言われる理由
  • デジタル・デトックスの効果についてのアンケートで明らかになったこと
  • テクノロジーとの付き合い方を改善するのに効果的とされる新しいメゾット

結論から言うと、『デジタル・デトックスが効果なし』と言われたりするのは、持続的な効果が期待できないという意味で、デトックスから一時的に何らかのプラスの効果を得ることは大いに期待できるかと思います。

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デジタル・デトックスは効果がない?

デジタル・デトックスは、スマホへの依存やSNS疲れなど、ネットによる悪影響を軽減するために、PCやスマホなどのデジタル機器から一定期間離れることを意味します。

デトックス・デトックスから期待できる効果としては、

  • 目の疲れがとれる
  • 気持ちがスッキリする
  • 睡眠の質が良くなる
  • 充実感を得られる
  • ストレス軽減

などがよくあげられています。

『デトックス(detox)』という言葉は、ダイエットなどでもよく使われているので知っている方も多いかと思いますが、体に溜まった有害な毒物を排出させることを意味します。

あくまでも一時的なデトックスなので、生活そのものを変えなければ、デジタルの毒素はたまり、リバウンドしてしまうことになります。

デジタル・デトックスで一時的にスマホの使用時間を減らしても、結局は元の習慣に戻ってしまう人も多いようなので、そういった意味でのデトックスから持続的な効果は期待できないということなのかと思います。

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ユニちゃん

『デジタル・デトックスは効果なし』と言われたりするのは、長期的な意味での効果が期待できないということなんだね。

デジタル・デトックスは長期的な解決策にならない?

AR(拡張現実)の開発を専門とする米企業『Mojo Vision』は、2019年に1000人以上を対象としてデジタル・デトックスの効果などについてのアンケート調査を行っています。

スマホなどのデジタル機器の使い過ぎを防ぐ対策として、『デジタル・デトックス』や『スクリーンタイムの時間制限』などがよく使われているようですが、長期的な解決策にはなりにくいということが調査で明らかになっています。

対象者のほとんどが定期的に対策を実施して、デジタル機器の使い過ぎを防ぐ努力をしているようなのですが‥

その中の半数以上(54%)の人が、

期待した効果が得られなかった

もしくは

効果があったか分からない

と答えています。

その中の3人に1人

使うのを我慢したぶん、逆に再び使い始めたら使用時間が増えた

もしくは

デジタル・デトックスから何の効果も得られなかった

のだそうです。

デジタル機器はあまりにも生活と密着しすぎているので、それを遠ざけるのは現実的ではない問題はデジタル機器ではなく使っているユーザー本人にあるとの意見も‥

ちなみに、75%の人がスマホやデジタル機器を使い過ぎてしまう原因はSNSのせいだと感じているようです。

結局のところ、回答者の40%近くが、気が散る要因を減らすための長期的な答えは『デジタル機器への依存度を下げること』だと考えているようです。

より効果的とされるデジタル・ミニマリズム

テクノロジーとの付き合い方を根本的に変える方法として注目されている新しいメゾットが『Digital Minimalism(デジタル・ミニマリズム)』!

デジタル・ミニマリズムでは、生活そのものを見直して、自分にとって有益なテクノロジーを取捨選択することで、本当に大切なことに集中することを目指します。

『デジタル・デトックス』との違いがこちら!

  • デジタル・デトックス:一時的にデジタルの世界から離れて、デジタル機器を使えない環境に身を置くことで、デジタルの毒素を抜き、心をリフレッシュさせること
  • デジタル・ミニマリズム:生活習慣を見直して、自分にとって有益なテクノロジーを取捨選択することで、本当に大切なことに集中すること

デジタル・ミニマリズムは、一時的なものではなく、長期的な変化をもたらすことを目的としています。

このデジタル・ミニマリズムという新しいメゾットが広まったのが、2019年に出版された『デジタル・ミニマリスト―本当に大切なことに集中する』という本です。

本の中では、不要なモノを減らす断捨離と同じように、不要なテクノロジーやオンライン活動を取り除いていく『The Digital Declutter(デジタル断捨離)』という方法が紹介されています。

デジタル断捨離のステップは次の3つ:

  • STEP1:テクノロジー利用のルールを決める
  • STEP2:30日間ルールに従ってみる
  • STEP3:テクノロジーの再導入

デジタル・デトックスと断捨離を上手く掛け合わせた感じになっています。

私は、デジタル・デトックス実践中に『デジタル・ミニマリスト』の本に出会い、途中からデジタル断捨離のアイディアを取り入れてスマホとの付き合い方を改善しました。

その経験について、さらに詳しく知りたい方は『SNS断ち|辞めた理由と3ヶ月続けて気づいたメリット・デメリット』をご覧ください。

デジタル・ミニマリズムに興味がある方は、デジタル断捨離の方法などをまとめた記事も参考にしてみてください。

まとめ

この記事では、デジタル・デトックスの効果がないと言われている理由や、より効果的として注目されている新メゾット『デジタル・ミニマリズム』についてご紹介ご紹介しました。

  • デジタル・デトックスからプラスの効果も期待できる
  • デジタル・デトックスは長期的な解決策にはなりにくい
  • 新メゾット『デジタル・ミニマリズム』は長期的な改善を目的としている

デジタル・デトックスにも色々な方法があるかと思いますが、一時的なデトックスから何らかのプラスの効果を得ることは期待できても、長期的な効果を得ることは難しいようです。

日々の生活にすっかり浸透しているデジタル機器だからこそ、生活そのものを見直して、毒素を溜めないような生活を心がけていくのが大切かなと思います。

デジタル・デトックスや、デジタル断捨離など、色々な方法を組み合わせて自分に合ったスマホとの付き合い方をみつけていきたいですね。

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