ネット依存症の症状と11のサイン!あなたの家族やパートナーは大丈夫?

デジタル ウェルビーイング

インターネットの便利さの陰に潜む『ネット依存症』という現代ならではの依存症。

うちの子ネットに依存しすぎかな?

私のパートナーは大丈夫?

など家族や友人など周りにいる大切な人が、ネット依存症かもしれないう不安を抱いたことはありませんか?

この記事では、身近にいる大切な人がネット依存になっていないか不安な方へ向けて、アメリカのネットやスマホ依存症の専門機関が公開している『ネット依存11の症状とサイン』をご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • ネット依存症について
  • 米専門機関が公開しているネット依存症11のサイン

今回紹介する、11項目のネット依存症のチェックリストは、明確な判断基準ではありませんが、あなたの大切な人がネット依存の問題を抱えている可能性があるかどうかを知るのを手助けしてくれるかと思います。

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ネット依存症について

依存症とは、特定の物質や行為を『やめたくても、やめられない』という状態になり、自分ではコントロールができなくなってしまった結果、日常生活に支障をきたしてしまうことを言います。

アルコール依存症がお酒の飲み方を自分の力でコントロールできなくなるのと同じように、ネット依存症はインターネットの利用時間や利用方法を自分でコントロールできなくなってしまいます。

特にここ数年は、中高生のネット依存が日本でも問題視されています。

LINEやSNS、オンラインゲームに過剰なほどに執着するあまり、勉強がおろそかになったり、睡眠障害を引き起こしてしまうなどのケースも増えているようです。

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ドクター

依存症は、本人は気づかないことが多いから、家族や友人、パートナーなど、周りの方がネット依存の兆候を認識することがとても大事なんじゃ。

今回紹介する11のネット依存の兆候は、アメリカのインターネットとテクノロジー依存症センター『The Center for Internet and Technology Addiction (CITA) 』のホームページに公開されているものです。

このセンターは、サイバー心理学者デビッド・グリーンフィールド博士によって設立されたもので、インターネットとテクノロジーの依存症を専門とするアメリカの機関です。

ここでは、日本語訳したものを紹介しますが、オリジナルの英語版はこちらから確認できます。

専門機関:テクノロジー・インターネット依存症センター(The Center for Internet and Technology Addiction)

設立者:デビッド・グリーンフィールド教授(Dr. David Greenfield)

公式HP:https://virtual-addiction.com

ネット依存11のサイン

あなたの大切な人の最近の様子を振り返りながら、次のネット依存の兆候がみられないかどうか確認してみましょう。

➊ 普段から一人でパソコンやスマートフォンをいじって時間を過ごすことが多い。

➋ あなたが彼らの行動に立ち向かった時に攻撃的になる。

➌ 自分で何をしていたか自覚がないように見える。または何をしていたか否定しようとする。

➍ 他の人と一緒にいるよりも、自分のデバイスやインターネット上で時間を過ごすことを好むようになった。

➎ 以前 重要視していた他のアクティビティ、例えば、友人、スポーツ、仕事、趣味、運動などに興味を失ったように見える。

➏ 社会的に孤立したり、不機嫌になったり、イライラしたりしているように見える。

➐ オンライン上で知り合った新しい友人との『第二の人生(A Second Life)』を確立しているように見える。

➑ オンラインで過ごす時間が長くなり、あなたが部屋に入ってきたときに画面を覆ったり、スクリーンを『最小化』したり、スマホを隠そうとしたりする。

➒ コンピュータを使っている時間について常に話し、この活動から人生の意味を引き出そうとしているように見える。

➓ 仕事や学校での成績が悪くなっている兆候が見える。解雇されたり、成績が落ちたり、家事を怠ったりしている。

⓫ インターネットでの行動の結果として法的な問題を抱えている。

以上がネット依存によく見られる兆候です。


CITA機関は、周囲の大切な人がネット依存の問題を抱えている可能性があるかどうかを判断するための手助けをするために、この11項目のチェックリストを公開しています。

記事の冒頭でも書いたように、注意して欲しいのが、この11の項目はネット依存かどうかを判断する明確な基準ではないため、当てはまるからと言って必ずしもネット依存だという訳ではありません。

ただ、11項目の中に思い当たる症状が多く見られる場合は要注意!

依存症になると、特定の行動をコントロールする脳の機能が弱くなり、自分の意思ではやめられない状態になってしまうのがほとんどです。

本人は自覚がないことが多いため、まずは周囲にいる人が問題に気づき、適切な対応をしてあげることが改善への大きな一歩となります。

<span class="fz-12px">ドクター</span>
ドクター

最近では、ネット依存治療の専門外来も日本に増えているようじゃ。

まとめ

この記事では、周囲の大切な人がネット依存になっていないかどうかを判断するのに役立つ『ネット依存11のサイン』をご紹介しました。

インターネットは、適切な距離感を保ちながら利用することができれば、生活を豊かにしてくれる便利なツールです。

ネットに依存しすぎない、ほどよいバランスを保てるように普段から心がけていきたいですね。

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