デジタル社会がもたらす光と影│Netflixレビュー【SNS依存】

デジタル ウェルビーイング

私たちの日常生活にすっかり浸透しているSNS。

ツイートしたり、『いいね!』したり、シェアしたり、普段何気なく使用しているSNSが、あなたに対してどれだけの影響力をもっているか考えたことがありますか?

この記事では、デジタル社会の負の側面に焦点をあてた Netflixドキュメンタリー『監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影』についてご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • Netflixドキュメンタリー:デジタル社会がもたらす光と影
  • ドキュメンタリーを視聴しての感想(※ネタバレ注意)
  • ドキュメンタリーに出演しているトリスタン・ハリスさんについて

ドキュメンタリーの概要と視聴しての感想、出演していたトリスタン・ハリスについてまとめてあります。

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Netflixドキュメンタリー:デジタル社会がもたらす光と影

2020年9月9日に、Netflix ドキュメンタリー作品『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影(The Social Dilemma)』が公開されました。

このドキュメンタリーは、Facebook、Instagram、Tiktokなど、SNSのデザインがいかにしてユーザの中毒症を育くむか、そしてテック企業がSNSやスマホを通して私たちにどれほどの影響を与えることができるのかをまとめたに焦点をあてたものです。

メンタルヘルスへの影響(子どもへの影響と10代の自殺率の上昇)、フェイクニュースの脅威、政治での使用など、SNS利用によって引き起こされている社会問題に光を当てた作品となっています。

元々Google、Facebook、YouTube、Twitterなどで実際にサービス開発に関わっていたエンジニアや専門家の方々のインタビュー映像の合間に、子どものSNS依存に苦しむ家族のフィクションシーンがストーリー仕立てで挟み込まれています。

The Social Dilemmaの公式サイトには、このテーマについて更に詳しい情報が公開されています。

原題:The Social Dilemma

制作国・年:アメリカ (制作2020年)

作品時間:94分

ジャンル:ドキュメンタリー映画

公式ページhttps://www.netflix.com/jp/title/81254224 (Netflix)

ドキュメンタリーを視聴しての感想

『監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影』は、SNS利用者なら知っておきたいデジタル社会の現状が描かれたドキュメンタリーです。

実際にSNSサービスの開発に関わっていた方々のインタビュー映像の合間に、SNSに翻弄されてしまった家族の物語がテンポよく挟まれていていたのがよかったです。

デジタル社会とSNSの負の側面について、新しい視点を得ることができました。

ちなみに作品タイトルの社会的ジレンマ(social dilemma)とは、個人(この場合、テック企業)がそれぞれの利益を求めて行動することによって、社会全体にとっては非合理的な悪い結果になってしまうといった状況を意味しています。

If you are not paying for the product, you are the product.

あなたがタダでその商品を使っているなら、あなたこそが商品なのだ。

このドキュメンタリーから、

  • 数名のテック企業の開発者が20億人のSNS利用者に影響を及ぼすことができること…
  • FacebookやGoogleなどのテック企業にとっての顧客は広告主であり、あくまで私たちユーザは『商品』だということ…
  • テック企業はいかにしてユーザの関心を引くかを競い合っていること…
  • テック企業は、ユーザ一人ひとりのオンラインでの行動を分析することで、私たち一人ひとりの行動や考え方を変えるように仕向ける力を持っていること…

など、デジタル社会の現状とその問題点を改めて考えさせられました。

私たちユーザへのアドバイスとしては、

  • Googleの代わりにプライバシー重視の検索エンジンQwant(qwant.com)を使う
  • 子どものSNS利用を16歳まで禁止する
  • YouTubeでおすすめされる動画を視聴しない

といった、一般的な意見が最後にまとめられていただけで、少し物足りなさを感じました。

ただ、作品内でトリスタン・ハリスさんも触れていたように、これはテック業界で起こっているまだ名前もついていない新しい問題です。

この新たなデジタル社会の問題点について、人々の関心や認識を高めるきっかけとなるという点で、このドキュメンタリーはかなり良作だと思います。

How can you wake up from the matrix, when you don’t even know you’re in it ?

自分がマトリックスの中にいることさえ知らないとしたら、どうやってそこから目を覚ますことができるんだ?

~ Tristan Harris

トリスタン・ハリスについて

ドキュメンタリーに出演しているトリスタン・ハリス(Tristan Harris)さんは、元Googleのエンジニアで、倫理的デザイナー(Design Ethicist)として働いていました。

ハリスさんはそこで、テクノロジーが人の思考や行動をハイジャックし、中毒にさせるためにデザインされていることに問題意識を持ち始めたようです。

Googleのコミュニティを通じて倫理的なテクノロジーのデザインについての考えを広めたハリスさんは、テック企業が倫理的なデザインをどのように取り入れることができるか研究を重ねてきました。

そして、ハリスさんはその活動に専念するために、Googleを去り、Center for Humane Technology(旧:Time Well Spent)を立ち上げて、倫理的なソフトウェア・デザインの必要性を呼びかけています。

ハリスさんは、このテーマに関してこれまでに二度 TED Talksでプレゼンテーションも行っています。

プレゼン動画のリンクを貼っておいたので、気になる方はチェックしてみてください。

 注意散漫を防ぐより良い技術(2014年)

How better tech could protect us from distraction動画はこちら

 テック企業が毎日十億人の心を操る方法(2017年)

How a handful of tech companies control billions of minds every day動画はこちら

名前 :トリスタン・ハリス(Tristsan Harris)

職業 :元GoogleのDesign Ethicist(倫理的デザイナー)、現在Center for Humane Technology(旧名:Time Well Spent)の共同創設者

Twitter アカウント: @tristanharris

ブログhttps://www.tristanharris.com/

まとめ

この記事では、Netflixドキュメンタリー『監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影』の概要、視聴しての感想、出演していたトリスタン・ハリスについて紹介しました。

  • Netflixドキュメンタリー:デジタル社会がもたらす光と影
  • ドキュメンタリーを視聴しての感想
  • トリスタン・ハリスについて

SNSの利用者ならぜひ見ておきたい作品の一つです。

スマホ依存やSNS疲れで悩んでいる方は、『DaiGoさん推奨の本『デジタル・ミニマリスト』の要約│デジタル断捨離でスマホ依存を脱却』の記事も参考にどうぞ。

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