ヨガ本来の目的とは?ヨガをより効果的にする伝統的なヨガの教え│四つの道と八支則

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この記事にたどり着いたということは、あなたもヨガを実践している、もしくはヨガに少なからず興味を持っているのではないでしょうか?

そんなあなたはヨガの本来の目的とはなんなのかを考えたことがありますか?

この記事では、ヨガの基本的な教えについてまとめてみました。

本記事の内容

  • 世界のヨガブーム
  • ヨガ本来の目的
  • 現代ヨガの元祖『ハタ・ヨガ』
  • 伝統的なヨガの四つの道と八支則

ヨガの従来の目的や教えを学んで、 より効果的なヨガを目指しましょう。

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世界のヨガブーム

2000年代前半に米国のハリウッドセレブたちを中心に世界規模のヨガブームが起こってから、ヨガの人気はとどまることなく、 世界中でヨガ人口は年々上昇しつづけています。

アメリカのACSM’s Health & Fitness Journal の発表した調査『WORLDWIDE SURVEY OF FITNESS TRENDS FOR 2019 』でも、ヨガは世界で人気のフィットネス・トレンドの7位にランクインしています。

インドのモディ首相の提案した 『国際ヨガの日』 が、国連史上最速で採択されたことも近年大きな話題になりました。

これにより、国連は正式に6月21日を『国際ヨガの日』と定め、2015年以降、世界各国で毎年さまざまなイベントが開催されています。

6月21日と定めたのは、この日が昼夜が同じ長さになる夏至にあたるため、心と体のバランスを重視するヨガを実践するのに最適な日なのだとか…

ヨガの本来の目的

近年では、健康・ダイエット法としてブームになっているヨガ!

一般的にヨガと言えば、体をつかって行うヨガのポーズを思い浮かべるかと思います。

しかし、従来のヨガはポーズを取ることが目的ではありません

ヨガの古典で、ヨガは心の動きを抑止することと定義され、心の動きを『抑止』して『瞑想』を行い、その結果『悟り』に到達することこそが本来の目的でした。

ヨガには、長い歴史があり、その原型となる修行法が確認されているのは、約4,000年以上前のインド(インダス文明) だと言われています。

『ヨガ』という言葉は、 サンスクリット語の『ユジュ』 が語源で、『つなげる、結びつける』 という意味があります。

現代ヨガの元祖ハタ・ヨガ

ヨガの三大要素と言われているのが、

  • ポーズ(アーサナ)
  • 呼吸(プラーナヤーマ)
  • 瞑想(ディアナ)

です。

現代ヨガには、いろいろな種類のポーズ(アーサナ)がありますが、従来のヨガでは、ポーズ(アーサナ)は瞑想での座り方を意味しました。

しかし、瞑想で長時間座っているのは難しいため、これを補助する手段として、ポーズを取るヨガ『ハタ・ヨガ』が誕生します。

ハタ・ヨガでは、ポーズ(アーサナ)をとりながら、正しい呼吸(プラーナヤーマ)を行うことで、普段外側に向いている心を内側に向け、瞑想 (ディアナ) 状態を目指します。

現代に受け継がれているヨガは、この『ハタ・ヨガ』が基本となっているものがほとんどです。

伝統的なヨガの四つの道

伝統的なインドのヨガの目的は、身体的な面建てではなく、内面的な自己を深く探求することからはじまり、ヨガを生き方そのものに取り入れることです。

伝統的なヨガは主に大きく分けて以下の四つの道・流派に基づいています。

カルマ・ヨガ(Karma Yoga)ー行為のヨガー 

自分自身の行動の結果として利益や見返りを期待せずに、目の前に与えられた役割や目的を果たすことを重視した奉仕・行動のヨガ。例:ボランティア活動

バクティ・ヨガ(Bhakti Yoga) ー信愛のヨガー 

神聖なる存在に対しての信仰や深い愛を重視し、祈りや崇拝を通じて自分自身の感情を無条件の愛や献身に向かうように変えていくことを目的とした 信仰道のヨガ。例:マントラの唱和

ギヤーナ・ヨガ(Jnana Yoga) ー知識のヨガー

身体は使わずに、哲学的・知的な方法により、真実と真実でないものをはっきりと知ることで、真理に到達することを目的とした叡智道のヨガ。例:ヨガの経典から学ぶ

ラージャ・ヨガ(Raja Yoga) ー王のヨガ-

瞑想を中心としたアプローチで、心と身体をコントロールすることで神の意識に到達することを目的とした精神面のヨガ。八支則(はっしそく)の教えに基づいます。

『カルマ・ヨガ』、『バクティ・ヨガ』、『ギャーナ・ヨガ』の三つが人間の精神に関する教えなのに対して、『ラージャ・ヨガ』は、心身統一の方法に関する教えとなっています。

四つの道は、区別されているものの、お互いに重なり合っている面もあります。

現代ヨガはどの道?

アメリカでブームを巻き起こし、現在日本でも一般的に流行しているヨガは、四つの道の中でも実践的な『ラージャ・ヨガ』に基づいたものです。

ラージャ・ヨガは、ヨガの古典『ヨガ・スートラ』の中に出てくる『八支則(はっしそく)』という8つの段階・行法を軸としています。

八支則

  1. ヤマ(Yama)禁戒
  2. ニヤマ(Niyama)勧戒
  3. アーサナ(Asana)坐法
  4. プラーナヤーマ(Pranayama)呼吸法
  5. プラティヤハーラ(Pratyahara)感覚の制御
  6. ダーラナ(Dharana)集中・精神統一
  7. ディアナ(Dhyana)瞑想
  8. サマーディ(Samadhi)三昧、悟り

1段階目の『ヤマ』、2段階目の『ニヤマ』は、 瞑想への準備を整えるためのステップで、私たちの日常生活での行動や心の在り方に関する心得が記されています。

そして、3段階目の『アーサナ』で姿勢、4段目の『プラーナーヤーマ』で呼吸を調え、5段目の『プラティヤハーラ』で感覚を制御することができてはじめて6〜8段階目で瞑想に入ります。

現代ヨガの元祖と呼ばれている『ハタ・ヨガ』は、このラージャ・ヨガの一部分(3段階目の『アーサナ』と4段目の『プラーナーヤーマ』)に該当することが分かります。

まとめ

この記事では、 ヨガの本来の目的とヨガの基本となる教えをまとめてご紹介しました。

  • 世界のヨガブーム
  • ヨガ本来の目的
  • 現代ヨガの元祖『ハタ・ヨガ』
  • 伝統的なヨガの四つの道と八支則

普段何気なく実践しているヨガも、その本来の目的や基本の教えを知ることで、ヨガへの姿勢も変わってくるのではないかと思います。

既にヨガに取り組んでいる方やこれからヨガを始めてみたいなと考えている方は参考にどうぞ。

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