中田敦彦さんのヴィーガンをテーマにしたYouTube動画内容の要約

フィジカル

ここ数年で欧米先進国を中心に増加している『ヴィーガン(Vegan)』という生き方。

そんなヴィーガンをテーマにした動画を教育系ユーチューバーとして活躍中の中田敦彦さんが投稿しています。

この記事では、ヴィーガンをテーマにした中田敦彦さんの2本のYouTube動画の内容を要約してご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 中田敦彦さんのヴィーガンをテーマにしたYouTube動画&参考書籍について
  • ヴィーガンの背景と現状
  • ヴィーガンが世界中で注目されている理由

地球のために私たち一人ひとりが出来ることから始めてみませんか?

という中田敦彦さんのメッセージが込められたとてもいい動画なので、まだ視聴してない方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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ヴィーガンをテーマにした中田敦彦さんのYouTube動画

中田敦彦のYouTube大学というチャンネル名で教育系の動画を配信しているオリエンタルラジオの中田敦彦さん。

今回は、2020年9月に中田敦彦さんが取り上げた『ヴィーガン』がテーマの2本の動画を要約してご紹介していきます。

ちなみに中田敦彦さんも1日1食のヴィーガン生活を実践中なのだとか。

 【ヴィーガン①】世界中のセレブやスポーツ選手が注目している完全菜食主義(Vegan)(2020/09/24)

 【ヴィーガン②】日本人は元々ベジタリアンだった(Vegan)(2020/09/25)

中田敦彦さんが参考にした本

『完全菜食があなたと地球を救う ヴィーガン』垣本 充 & 大西ゆみこ

ヴィーガンの背景と現状

中田敦彦さんは動画の冒頭で、ヴィーガンは大きな社会問題をえぐっている現象だということ、ヴィーガンへの関心が世界中で高まっていることなどを語っています。

ヴィーガンの新しいイメージ

ヴィーガンと聞くと、『変わった思考をもっている人々』、『ストイックで健康思考の高い人々』といったイメージを持っている方も少なくないかと思います。

でも、2020年の米アカデミー賞のパーティーで100%ヴィーガンの料理が提供されるなど、世界では『ヴィーガン』へ対するイメージが劇的に変わってきています。

そして、そんなヴィーガンという新しいライフスタイルを支援する海外の著名人達も増えてきています。

  • ビリー・アイリッシュ:ヴィーガンであることでも有名な米シンガーソングライター
  • レオナルド・デカプリオ:ベジタリアン向けの代替肉を作る企業ビヨンド・ミートに巨額の投資
  • ビル・ゲイツ:ビヨンド・ミートの共同出資者

ヴィーガンとベジタリアンの違い

  • ベジタリアン(Vegetarian):お肉は食べないが、卵、蜂蜜、乳製品などの動物性食品を食べる『菜食主義者』
  • ビーガン/ヴィーガン(Vegan):動物性食品を一切口にしない、植物性食品のみを食べる『完全菜食主義者』

ヴィーガンは、動物性食品を全て避け、植物性食品のみを食べる完全菜食主義者のことを表します。

ベジタリアンにはお肉は食べないけど卵や乳製品は食べる『ラクト・オヴォ・ベジタリアン』、お肉は食べないけど卵・乳製品・魚介類は食べる『ペスコ・ベジタリアン』などさまざまなタイプのベジタリアンがいます。

動画内で中田敦彦さんが話していたように、最近増えているのが卵や乳製品などの動物性食品を一切口にしない『ヴィーガン』の方です。

ベジタリアンとヴィーガンの違いやベジタリアンのタイプについて詳しく知りたい方は、記事『ベジタリアンにも種類は色々?ヴィーガンとの違いは?8種類のベジタリアン』を参考にどうぞ。

ヴィーガンが世界中で注目されている理由

中井敦彦さんは、『ヴィーガン=社会問題に気づいている人たち』と捉え、ヴィーガンが世界中で今 注目されている理由・ヴィーガンになる理由として、

  • 環境問題
  • 飢餓
  • 倫理
  • 健康

の4つをあげています。

マスメディアでは報じられない畜産環境問題

  • 畜産業が温暖化や気候変動など環境破壊に影響を及ぼしている
  • 大手スポンサーの関係で畜産業のダークサイドはテレビでは流されないため、なかなか社会的に認識が高まらない
  • 自動車産業よりも畜産業は多くの温室効果ガスを排出している
  • 畜産業界で使用される水量、土地、餌やりから運送まで大量の資源が必要
  • 『温室効果ガス排出量』と『森林の吸収量』はバランスが必要だが、大規模な畜産業により温室効果ガスが増え続け、森林伐採は深刻化している
  • 畜産業が原因で中南米の森林がとてつもないスピードで減っている
  • アメリカの1ドルバーガーなどは中南米の森林伐採の産物

飢餓を生んでいるのは畜産業

  • 地球上で9人に1人が飢餓で死亡している現状
  • 既に全人類が食べるだけの穀物は生産出来ているのにも関わらず、その穀物は飢えている人には届いていない
  • 大量に作った穀物は牛や豚など家畜のエサとなり、その家畜を裕福な国の人が食べている
  • 食べ物を分配していないのは豊かな国の人間

工場式農場(ファクトリーファーム)と生命倫理

  • 安価な食肉を求める先進諸国の不健全な需要
  • 生まれた時から身動きがとれない狭い檻の中で飼育される鶏や豚などの家畜たち
  • 無理やり食べさせられてモノのように扱われる生命
  • 世界的歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリもサピエンス史を書く過程で人間というもののあり方に疑問を抱いてヴィーガンになった

肉が健康に与える影響

  • 2015年にWHOが発表した発ガン性があるだろうとされているグループの中に、豚や牛肉などの畜肉が入っている(紫外線を浴びるよりも体に悪い)
  • ハムやソーセージベーコンなどの加工肉は発ガン性があるとされているグループの中に入っている(タバコやアルコールと同じグループ)

日本人は元々ベジタリアン?!

日本はもともと菜食文化が馴染んでいて、お肉を積極的に食べるようになったのは文明開化以降なのだそうです。

  • 675年:天武天皇(肉食禁止令)ヴィーガン
  • 737年:聖務天皇(魚介類は許容)ペスコ・ベジタリアン
  • 明治維新後:欧米からお肉を食べる文化が入ってきた
  • 1915年:年間の平均牛肉消費量300g(お肉を食べるのはまだ一部の人だけ)
  • 1960年:年間の平均牛肉消費量3.5Kg(戦後アメリカの影響を大きく受けて消費量10倍増)
  • 2013年:年間の平均牛肉消費量30Kg(増え続けてる消費量)

ほぼベジタリアンの食生活をしていた背景から考えると、日本人は昔の菜食中心の生活に戻ることができるのではないか?

という視点に対して、中田敦彦さんは、ヴィーガンになるということは家庭内でも簡単なことではないため、社会全体で変えていくのは難しいことだと動画内で話しています。

ただ、急な変化を起こすのは難しくても、

  • 工場式農場から完全放牧(フリーレンジ)へシフトする
  • 一人ひとりがお肉を食べる量を減らす

など現状を少しづついい方向へ変えていくのは可能だろうという現実的かつ前向きな見解を示しています。

最後には『一人ひとりが今までの生活からほんの半歩だけ前に出て自分なりに出来ることを始めてみることが大切』、『難しい問題ですが、一歩ずつ前に進んでいきましょう』という言葉で動画を締めくくっています。

まとめ

この記事では、中田敦彦さんがご自身のYouTubeチャンネルに投稿したヴィーガンについての2本の動画の内容を要約してご紹介しました。

地球のために今 自分が出来ることからまずは始めてみませんか?という中田敦彦さんのメッセージが込められたおすすめの動画です。

一歩を踏み出したいと思いながらも、何から始めていいか分からないという方は『海外セレブも支持する『ミートフリー・マンデー』で環境と健康へ貢献!』も参考にどうぞ。

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