世界の報道自由度ランキング【2020年版】日本は66位で問題あり?!

世界の豆知識

テレビや新聞を通して普段何気なく見聞きしているメディアからの情報。

あなたはメディア報道の自由度について考えたことがありますか?

この記事では、2020年に発表された『世界報道自由度ランキング』を基にして、180ヶ国の報道の自由度をランキング形式でご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 世界報道自由度ランキングについて
  • 2020年 世界報道自由度ランキング
  • 日本の報道自由度について
Sponsored Links

世界報道自由度ランキングとは?

世界報道自由度ランキング(World Press Freedom Index)は、国境なき記者団(RSF)が2002年から、年に1度発表している、世界180ヶ国・地域の報道の自由度を評価した指標です。

このランキングで基になっているのが、メディア報道の自由度は、国家の体制や政治情勢に大きな影響を受けるという考えです。

報道の自由とは、報道機関が新聞や雑誌などのメディアを通じて国民に事実を伝える自由のことを表します。

国境なき記者団は、180ヶ国・地域のメディア専門家、弁護士、社会学者など対象に集計したアンケートの結果を基準に指標を分析しています。

アンケートで評価されるカテゴリーには、多元主義、メディアの独立性、メディア環境と自主規制、法制度、透明性、ニュースと情報の生産を支えるインフラの質等が含まれています。

ただ、専門家の回答が基準ということから、回答者の主観に左右される調査方法だということで、ランキングの信頼性に疑問の声もあがっているのも事実です。

<span class="fz-12px">ユニちゃん</span>
ユニちゃん

国境なき記者団は、言論・報道の自由を守ることを目的に、1985年にパリで設立されたジャーナリストによる非政府組織よ。

世界報道自由度ランキング(2020年)

国境なき記者団の公式サイトでは、180の国・地域が報道の自由度ランキングと共に、報道の自由度を5段階に分けた地図が公開されています。

レベル1(0ー15):良好な状況(白)

レベル2(15.01ー25):満足できる状況(黄色)

レベル3(25.01ー35):問題のある状況(オレンジ)

レベル4(35.01ー55):困難な状況(赤)

レベル5(55.01ー100):非常に深刻な状況(黒)

引用:RSF(26 March 2021)

それでは、2020年の世界報道自由度ランキングを、レベルごとにみていきます。

レベル1:良好な状況の国

2020年、報道自由度の高いランキングで上位を占めているのが、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、スウェーデン等の北欧諸国の報道です。

ちなみに、ノルウェーが1位に輝くのは4年連続となっています。

スコア
1ノルウェー7.84
2フィンランド7.93
3デンマーク8.13
4スウェーデン9.25
5オランダ9.96
6ジャマイカ10.51
7コスタリカ10.53
8スイス10.62
9ニュージーランド10.69
10ポルトガル11.83
11ドイツ12.16
12ベルギー12.57
13アイルランド12.60
14エストニア12.61

レベル2:満足できる状況の国

日本の近隣国の韓国(42位)と台湾(43位)は、報道自由度が満足できる状況の国としてランクインしています。

アジアでは韓国が最上位ということになります。

メディアと大統領の対立が顕著なアメリカも(45位)という結果になっています。

スコア
15アイスランド15.12
16カナダ15.29
17ルクセンブルク15.46
18オーストリア15.78
19ウルグアイ15.79
20スリナム17.50
21サモア18.25
22ラトビア18.56
23ナミビア19.25
24リヒテンシュタイン19.52
25カボベルデ20.15
26オーストラリア20.21
27キプロス20.45
28リトアニア21.19
29スペイン22.16
30ガーナ22.26
31南アフリカ22.41
32スロベニア22.64
33スロバキア22.67
34フランス22.92
35イギリス22.93
36トリニダード・トバゴ23.22
37アンドラ23.23
38ブルキナファソ23.47
39ボツワナ23.56
40チェコ共和国23.57
41イタリア23.69
42韓国23.70
43台湾23.76
44東カリブ諸国機構23.78
45アメリカ23.85
46パプアニューギニア23.93
47セネガル23.99

レベル3:問題のある状況の国

日本は前年度より1つ順位を上げた66位で、5段階中の3段目『問題のある状況』に位置づけられています。

スコア
48ルーマニア25.91
49ガイアナ26.63
50トンガ27.27
51チリ27.31
52フィジー27.41
53ベリーズ27.50
54マダガスカル27.68
55ドミニカ共和国27.90
56モーリシャス28.00
57ニジェール28.25
58ボスニア・ヘルツェゴビナ28.51
59クロアチア28.51
60ジョージア州28.59
61アルメニア28.60
62ポーランド28.65
63セーシエル28.66
64アルゼンチン28.78
65ギリシャ28.80
66日本28.86
67ブータン28.90
68コートジボワール28.94
69マラウイ29.32
70コソボ29.33
71トーゴ29.33
72チュニジア29.45
73モンゴル29.61
74エルサルバドル29.70
75コモロ29.77
76パナマ29.78
77北キプロス29.79
78東ティモール29.90
79モルディブ29.93
80香港39.01
81マルタ30.16
82キルギスタン30.19
83ハイチ30.20
84アルバニア30.25
85シエラレオネ30.28
86レソト30.45
87ガンビア30.62
88イスラエル30.84
89ハンガリー30.84
90ペルー30.94
91モルドバ31.16
92北マケドニア共和国31.28
93セルビア31.62
94ギニアビサウ32.06
95リベリア32.25
96ウクライナ32.52
97モーリタニア32.54
98エクアドル32.62
99エチオピア32.82
100パラグアイ32.97
101マレーシア33.12
102レバノン33.19
103ケニア33.72
104モザンビーク33.79
105モンテネグロ33.83
106アンゴラ33.92
107ブラジル34.05
108マリ34.12
109クウェート34.40
110ギニア34.34

レベル4:困難な状況の国

ネパール(111位)、インドネシア(119位)を始めとするアジアの11ヶ国が、このレベル4『問題のある状況』に位置付けられています。

スコア
111ブルガリア35.06
112ネパール35.10
113ベナン35.11
114ボリビア35.37
115ナイジェリア35.63
116グアテマラ35.74
117ニカラグア35.81
118コンゴブラザビル36.56
119インドネシア36.82
120ザンビア37.00
121ガボン37.20
122アフガニスタン37.70
123チャド39.70
124タンザニア40.25
125ウガンダ40.95
126ジンバブエ40.95
127スリランカ41.94
128ヨルダン42.08
129カタール42.51
130コロンビア42.66
131アラブ首長国連邦42.69
132中央アフリカ共和国42.87
133モロッコ42.88
134カメルーン43.28
135オマーン43.42
136フィリピン43.54
137パレスチナ44.09
138南スーダン44.49
139ミャンマー44.77
140タイ44.94
141エスワティニ王国45.15
142インド45.33
143メキシコ45.45
144カンボジア45.46
145パキスタン45.52
146アルジェリア45.52
147ベネズエラ45.66
148ホンジュラス48.20
149ロシア48.92
150コンゴ民主共和国49.09
151バングラデシュ49.37
152ブルネイ49.65
153ベラルーシ49.75
154トルコ50.02
155ルワンダ50.34
156ウズベキスタン53.07
157カザフスタン54.11

レベル5:深刻な状況の国

180ヶ国中、最も報道の自由度が低いと評価されたのが北朝鮮

中国は177位でワースト4位となっています。

報道の自由がなく、情報統制が敷かれている国のリストには、紛争地域を主とする国や地域、アジアでは北朝鮮や中国の他にシンガポール(158位)、ラオス(172位)、ベトナム(175位)も入っています。

スコア
158シンガポール55.23
159スーダン55.33
160ブルンジ55.33
161タジキスタン55.34
162イラク55.37
163ソマリア55.45
164リビア55.77
165赤道ギニア56.38
166エジプト56.82
167イエメン58.25
168アゼルバイジャン58.48
169バーレーン60.13
170サウジアラビア62.14
171キューバ63.81
172ラオス64.28
173イラン64.81
174シリア72.57
175ベトナム74.71
176ジブチ76.73
177中国78.48
178エリトリア83.50
179トルクメニスタン85.44
180北朝鮮85.82

日本の報道自由度は?

2020年のランキングで、対象180カ国・地域のうち66位となっている日本。

日本のランキングは2002年から2008年までの間、20位~50位代の間で変化してきましたが、民主党政権が誕生した2009年から17位、2010年には11位と高いランクを記録していました。

それが、2011年の東日本大震災と福島第一原発事故の発生後、ランクが下落し続け、2016年には72位というランキングが始まって以来最も低い順位まで転落しました。

2018年に67位と少し順位を上げたものの、2020年現在も問題のある状況(66位)のレベルに転落したままの状況となっています。

まとめ

この記事では、国境なき記者団が2020年に発表した『世界報道自由度ランキング』を基にして、180ヶ国の報道の自由度をランキング形式でご紹介しました。

2020年度は、ノルウェーが報道の自由度が最も高い国1位、北朝鮮がワースト1位という結果になっています。

アジアで自由度が高い国トップ3は、1位:韓国(42位)、2位:台湾(43位)、3位:日本(66位)となっています。

新型コロナウイルスの影響によって、来年の調査結果がどう変化するのかにも注目していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました