ビッグマック指数から見る世界の経済状況【2020年版ランキング】

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海外旅行先でも見かけることの多い世界的ファーストフードチェーン『マクドナルド』。

そんなマクドナルドの人気メニュー『ビッグマック』の価格が、各国の経済状況を把握するための指数として使用されているのをご存じですか?

この記事では、この『ビッグマック指数』を基にして、海外各国のビッグマックの価格をランキング形式でご紹介します。

本記事の内容

  • ビッグマック指数とは
  • ビッグマック指数の計算方法
  • 世界のビッグマック価格ランキング
  • 日本のビッグマックは?

今回参考にするのは、イギリスの経済専門誌のエコノミスト(Economist)が2020年7月発表した、最新のビッグマック指数です。

世界各地で販売されているビッグマックの値段が、日本とどれくらい差があるのかを見ていきます。

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ビッグマック指数とは?

マクドナルドは世界100カ国以上に店舗を展開する、言わずと知れた世界的ファストフードチェーンストアです。

『ビッグマック指数(Big Mac index)』は、そんなマクドナルドのビックマックの価格を基に、2通貨間の購買力を比較する経済指標です。

この指標は、『バーガノミックス(Burgernomics)』としても知られています。

ビッグマック指数は、1986年9月に、イギリスの経済専門誌『エコノミスト(Economist)』によって考案され、同誌で毎年報告されています。

世界中でほぼ同一品質のものが販売され、原材料費や店舗の光熱費などのあらゆる要因を元に単価が決定されるビッグマックは、商品を販売している国の総合的な通貨の購買力を比較するのにふさわしいと考えられたのです。

ちなみに、同じように、購買力を比較するための経済指標として、『スターバックス指数(Starbucks Index)』というものもあります。

スターバックス指標については、『【スターバックス指数】スタバラテの値段で見る世界の物価!日本は何位?』にまとめてあります。

【ビッグマック指標の注意点】実際にはビッグマックの価格は、為替レートだけではなく、さまざまな経済的要素の影響を受けています。厳密に各国のビッグマックの価格を比較するには、販売価格に含まれている消費税や、国によって多少異なった品質や量で商品が提供されていることも考慮する必要があります。

ビッグマック指数の計算方法

引用:https://www.economist.com/news/2020/07/15/the-big-mac-index

ビッグマック指数は、購買力平価(Purchasing Power Parity)、『一物一価の法則』を基本にしています。

購買力平価とは、為替レートがそれぞれの通貨で買える商品の価値によって決まることを意味します。

現地価格の違い(ここでのビッグマックの価格の違い)は、為替レートがどうあるべきかを表します。

ビッグマック指数を使うことで、ある通貨が他の通貨と比較してどれだけ過大評価または過小評価されているかを推定することができるという訳です。

今回紹介するビッグマック指標は、アメリカ(USドル)が基準通貨となっていて、

各国のビッグマックの価格(現地通貨ベース)÷ アメリカのビッグマックの価格(USドル)

で算出されています。

そして、算出されたレートを実際の外国為替レートと比較して、当該通貨がUSドルに対してどれくらい過大評価されているのか、もしくは過小評価されていのるかを表した結果がランキング形式にまとめられています。

世界のビッグマック価格ランキング

2020年7月に発表された世界各地のビッグマック価格ランキングです。

(通貨)価格
(現地通貨)
価格
(USドル)
過大/過小評価
(%)
1スイス(スイス・フラン)6.506.91+20.94
2レバノン(レバノン・ポンド)9,000.005.95+4.24
3スウェーデン(スウェーデン・クローナ)52.605.76+0.80
4アメリカ(USドル)5.715.710
5ノルウェー(ノルウェー・クローネ)52.005.55-2.82
6カナダ(カナダ・ドル)6.885.08-11.09
7イスラエル(新シェケル)17.004.95-13.37
8ユーロ圏(ユーロ)4.214.79-16.18
9デンマーク(デンマーク・クローネ)30.004.58-19.78
10オーストラリア(オーストラリア・ドル)6.554.58-19.82
11ニュージーランド(ニュージーランド・ドル)6.604.35-23.85
12ウルグアイ(ウルグアイ・ペソ)189.004.33-24.21
13イギリス(イギリス・ポンド)3.394.28-25.09
14シンガポール(シンガポール・ドル)5.904.25-25.54
15タイ(タイ・バーツ)138.004.08-28.57
16コスタリカ(コスタリカ・コロン)2,350.004.04-29.26
17アラブ首長国連邦(UAEディルハム)14.754.02-29.67
18ブラジル(ブラジル・レアル)20.903.91-31.46
19チェコ(チェコ・コルナ)89.003.80-33.48
20韓国(韓国ウォン)4,500.003.75-34.38
21クウェート(クウェート・ディナール)1.153.74-34.57
22サウジアラビア(サウジアラビア・リヤル)14.003.73-34.64
23バーレーン(バーレーン・ディナール)1.403.71-34.97
24スリランカ(スリランカ・ルピー)680.003.66-35.92
25日本(円)390.003.64-36.33
26カタール(カタール・リヤル)13.003.57-37.47
27ホンジュラス(レンピラ)87.003.52-28.29
28アルゼンチン(アルゼンチン・ペソ)250.003.51-38.54
29ニカラグア(コルドバ・オロ)120.003.49-38.86
30チリ(チリ・ペソ)2,740.003.48-39.08
31ペルー(ヌエボ・ソル)11.903.40-40.41
32クロアチア(クーナ)22.003.32-41.86
33パキスタン(パキスタン・ルピー)550.003.30-42.15
34コロンビア(コロンビア・ペソ)11,900.003.29-42.38
35グアテマラ(ケツァル)25.003.25-43.09
36ヨルダン(ヨルダン・ディナール)2.303.24-43.19
37中国(人民元)21.703.10-45.74
38ハンガリー(フォリント)900.002.89-49.38
39フィリピン(フィリピン・ペソ)142.002.87-49.69
40オマーン(オマーン・リアル)1.102.86-49.96
41ベトナム(ドン)66,000.002.85-50.14
42ポーランド(ズウォティ)11.002.79-51.15
43モルドバ(モルドバ・レウ)47.002.75-51.79
44香港(香港ドル)20.502.64-53.68
45エジプト(エジプト・ポンド)42.002.63-53.88
46インド(インド・ルピー)190.002.53-55.75
47台湾(ニュー台湾ドル)72.002.44-57.19
48インドネシア(インドネシア・ルピア)34,000.002.36-58.75
49マレーシア(リンギット)9.993.34-58.98
50アゼルバイジャン(アゼルバイジャン・マナト)3.952.32-59.28
51ルーマニア(新ルーマニア・レウ)9.902.32-59.30
52メキシコ(メキシコ・ペソ)50.002.23-60.97
53ウクライナ(フリヴニャ59.002.17-61.91
54トルコ(トルコ・リラ)13.992.04-64.28
55ロシア(ロシア・ルーブル)135.001.91-66.50
56南アフリカ(南アフリカ・ランド)319.001.86-67.44
引用:https://www.economist.com/news/2020/07/15/the-big-mac-index

最も価格が高かったのはスイスで、ビッグマックの価格は6.50スイス・フラン(CHF)となっています。

※日本円に換算するとスイスのビックマックの価格は、約750円くらいです。

スイス・フランのビッグマック指数(1.14 CHF)と実際の為替レート(0.94CHF)から、スイス・フランは、USドルよりも18.66%過剰評価されているということになります。

それに続き、

2位のレバノン(レバノン・ポンド)は4.24%、

3位のスウェーデン(デンマーク・クローネ)0.80%

USドルに対して過剰評価されています。

基準通貨となるアメリカ(USドル)は4位という結果になっています。

ランキングの5位以降の通貨は、基準となったUSドルと比較して、過小評価されているということになります。

日本のビッグマックは?

日本のビッグマックの価格(円)は、対象の56ヶ国の中で25番目という結果になっています。

詳しく見ていきましょう!

日本のビッグマック価格が390円、アメリカのビッグマックの価格が5.71ドルなので、¥390 ÷ $5.71 = 68.30円。

つまり、1ドル=68.30円 が日本円でのビッグマック指数となります。

そして、その時点での、為替レートが1ドル107.28円なので、ビッグマック指数との差は-38.98円となります。

その差を為替レートで割り出すと、日本円はUSドルに対して36.3%過小評価されているという結果になります。

図で表してみるとこんな感じです。

前年、2019年7月時点での日本円のビックマック指数は、USドルに対して37.5%過小評価されていたので、わずかですが差が縮小しているのが分かります。

まとめ

この記事では、2020年に発表された『ビッグマック指標』を基に、世界各地のビッグマック価格をランキング形式でご紹介しました。

  • ビッグマック指数とは
  • ビッグマック指数の計算方法
  • 世界のビッグマック価格ランキング
  • 日本のビッグマックは?

海外でマクドナルドを見かけた際には、ビッグマックの値段をチェックしてみるのも面白いかもしれませんね。

※ 2020年7月のデータです。最新情報は公式サイトをご確認ください。

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