近年、スピリチュアルや自己啓発などで注目されている『アファメーション』。
アファメーションを試してみたけど効果が感じられない‥
効果ないって聞いたことあるけど本当かな‥
とアファメーションの効果について疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、効果的なアファメーションの方法に興味がある方へ向けて、アファメーションが効果なしと言われたりする理由や、正しいアファメーションの方法をご紹介します。
今回は、海外の心理学系の専門記事を集めたサイト『Psychology Today』などを参考に、効果的なアファメーションの方法をまとめてみました。
アファメーションが効果なしと言われる理由3つ
アファメーション(affirmation)とは、前向きな言葉を自分の内側に語りかける方法のことで、それを上手く活用することによって、ポジティブな効果を得ることができると言われています。
近年、自己啓発でよく紹介されているアファーメーションが、理想の自分の未来像を思い描き、自身の潜在意識に言い聞かせることで、理想を現実に変えていくという方法です。
その他にも、アファメーションは、スピリチュアル的な視点からも『引き寄せの法則』としてよく紹介されています。
そんなアファメーションが『効果がない』と言われる理由としては、次の3つのことが考えられるのかなと思います。
➊ アファメーションから大きすぎる効果を期待している
➋ アファメーションから短期的な効果を期待している
➌ アファメーションを間違った方法で実践している
『効果がなし』と言われる理由として考えられることに、まずアファメーションから大きすぎる効果を期待していたり、短期的な効果を期待しているということがあげられます。
インターネット上には、アファメーションから信じがたいような大きな効果が得られたといった情報も多くみられますよね。
そんな情報を基に、人生が180度変わるような大きな効果を期待してアファメーションを始めるも、なかなか効果が感じられずガッカリしてしまう‥という人も多いのかなと思います。
これまでの人生で形成されてきた自分の考えや思考を変えるのは、時間がかかること‥
(もちろん、個人差がありますし、一概には言えませんが‥)
すぐに効果がみえないと継続するモチベーションもなくなり、効果が得られる前に諦めてしまうというケースも多いのかなと思います。
また、アファメーションの効果が得られないのには、アファメーションを間違った方法で実践していることも考えられます。
アファメーションは、間違った方法で実践すると効果が得られないだけでなく、逆にマイナスの影響を受けてしまうこともあるようなので要注意です。
アファメーションを継続してプラスの効果を得るためには、長期的かつ現実的な視点をもって、現状を少しずつ理想に近づけてくことを意識していくことが大切かと思います。
正しいアファメーションのやり方&注意点
自分にしっくりくる宣言文を考えるのは簡単なことではありませんが、効果的なアファメーションをするためにも、ゆっくりと時間をとって自分に合った宣言文を作っていきましょう。
次で紹介する効果的なアファメーションを作る6つのコツと注意点、アファメーションの唱え方を参考にしてみてください。
アファメーションの作り方【6つのコツ】
今回は、アファメーションから効果を得るためのコツをみていきます。
海外の心理学系の記事も読みながら、よく紹介されていたポイントを次の6つにまとめてみました。
注意点も一緒に紹介していきます。
➊ あなたの行動や目標と結びつける
❷ 現実的・達成できそうなものにする
➌ 現在形で書く
➍ 全て肯定文で書く
❺ 感情的な言葉を入れる
➏ シンプルで覚えやすいものにする
➊ あなたの行動や目標と結びつける
アファメーションは、『あなた』が何を起こしたいのか、目標を得るために何ができるのかに焦点を当てた文にしましょう。
『私は~』で宣言文を始めることは、自己肯定感を高めるのに効果的だと言われています。
『私は幸せです』と『幸せです』と言い聞かせるのでは感情の入れ方が変わってくるよ。
❷ 現実的・達成できそうなものにする
アファメーションは、現実的・達成できそうなものにしましょう。
例えば、アファメーションを使って自信を高め、昇給を目標にしたい場合、『給料が1ヶ月で20倍なる』と自分に言い聞かせるのは、あまりいい方法だとは思えません。
宣言文が、あまりにも現実とかけ離れすぎていると、心のどこかで少しでも『なれるわけない』といったネガティブな思考がうまれてしまいます。
現実と理想のギャップを感じて、思考が『ムリかも‥』と無意識に感じてしまうと、アファメーションを行うことで自信を失ってしまうなど、マイナスの効果を得る恐れもあるので注意が必要です。
➌ 現在形で書く
アファメーションは、現在形にしましょう。
未来形の文だと、あなたの理想が手の届かないどこかにあると感じてしまうので、自己肯定感を高める効果が薄れてしまいます。
宣言することが『今まさに真実である』と少しでも信じやすくするために、アファメーションは現在形であることを確認しましょう。
➍ 全て肯定文で書く
アファメーションでは、否定形やネガティブな言葉を使わないようにしましょう。
全て肯定文で書くのがポイント!
というのも、私たちの潜在意識は否定形が理解できないと言われています。
例えば、人前で話すことを克服するのを目標に、『私は人前で話すことが怖くない』と宣言するとします。
この文を宣言する時、人前で話しているのを恐れている自分の姿を脳が一瞬でも勝手に連想してしまいます。
これでは、知らず知らずのうちに『人前で話しているのを恐れている』イメージが脳に刷り込んでいることになってしまうので要注意です。
そのため『私は自分のアイデアを共有することを楽しんでいる』など、理想の自分がどのような状態かに注目して、否定的な文は肯定的な文に言い換えることが重要です。
❺ 感情的な言葉を入れる
私たちはの身体は感情的な言葉と深い関係があるので、感情的な言葉をアファメーション文に入れてみるのも効果的と言われています。
感情的な言葉を入れることで、理想の自分の未来像のイメージもより具体的になりますよね。
『私は自分のアイデアを共有する』って言い聞かせるよりも、『私は自分のアイデアを共有することで、生き生きとした気分になる』の方が鮮明にイメージが浮かぶよ。
➏ シンプルで覚えやすいものにする
アファメーションはシンプルで覚えやすいものにするのがベスト!
アファメーションの効果を高めるのには、繰り返すことがとても重要です。
長すぎない、覚えやすい文にまとめてみましょう。
アファメーションの唱え方
アファメーションの文が決まったら、それを繰り返して潜在意識にはたらきかけていきましょう。
繰り返しが何より大事だとされるアファメーション!
目覚め直後と就寝前がアファメーションを唱えるのにより効果的と紹介されていたりもします。
ボーッとしているとこそ、アファメーションが潜在意識にスッと入りやすいのだそう‥
唱え方としては、声に出して唱えたり、文を書き出したり、読み返したりなどさまざまです。
アファメーションをメモ用紙に書いて、洗面所の鏡やパソコンのモニター、手帳や財布の中など、毎日目につくところに置いておくこともおすすめされています。
ちなみに、私は毎朝アファメーションを日記帳に書き出しています。
まとめ
この記事では、アファメーションが効果なしと言われる理由として考えられる3つのこと、正しいアファメーションの方法を紹介しました。
アファメーションを実践して、すぐに人生がガラッと変える大きな効果を得られるというのはなかなか難しいのが現実。
長期的かつ現実的な効果を得ることを目標にして、アファメーションを継続的に実践していくことが何より大切かと思います。
そして、アファメーションから逆にマイナスな影響を受けないためにも、今回紹介した次の6つのコツを参考にしながら、自分に合ったアファメーション文を見つけ出してみましょう。
➊ あなたの行動や目標と結びつける
❷ 現実的・達成できそうなものにする
➌ 現在形で書く
➍ 全て肯定文で書く
❺ 感情的な言葉を入れる
➏ シンプルで覚えやすいものにする
英語でのアファメーションに挑戦してみたい方は、『英語でアファメーションをつくるコツ&すぐに使える例文25選』も参考にしてみてください。