現代社会×瞑想を分かりやすく解説しているおすすめTED動画3選

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あなたが最後に自分の『心のケア』をしてあげたのはいつですか?

仕事や勉強、家事、育児に追われ、起きてから寝る直前までスマホをチェックする。

脳が疲れやすい生活が日常化している現代では、多くの人が心をうまく休められない環境に置かれています。

この記事では、そんなストレス社会に生きる現代人に見て欲しいTEDのプレゼン動画3本をご紹介します。

本記事の内容

  • 必要なのは10分間の瞑想だけ
  • 静かに佇むこと
  • 瞑想がいかに現代人の生活の支えになるか

これまで、『瞑想』と聞くとなんだか宗教的で、難しいイメージがあり、手を出しづらい感じがしましたが、近年では治療の一部として『瞑想』を取り入れている医療機関もあるようです。

アメリカで流行し始めた『マインドフルネス瞑想』は、治療に取り入れる医療機関もあり、シリコンバレーの大手IT企業Google、Apple、Facebookなどで、導入事例も増えています。

そこで今回は、現代社会で瞑想がなぜ必要とされているのか、瞑想の概念や方法などについて分かりやすく解説しているTED動画をまとめてみました。

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必要なのは10分間の瞑想だけ

All it takes is 10 mindful minutes(必要なのは10分間の瞑想だけ)

Andy Puddicombe(アンディ・プディコーム)

内容:元仏僧のアンディ・プディコームさんが、1日10分間の瞑想を実践することで得られることや、瞑想そのものを分かりやすく解説している約9分半の動画です。

あなたが最後に10分間 全く『何も』しなかったのはいつですか?

スマホを触ったり、食事をしたり、過去や未来のことを考えたりせず、本当に何もしなかったのはいつでしょう?

人生の一瞬一瞬を心を通じて感じているのにも関わらず、現代を生きる私たちは自分の心を気遣うことよりも、流行のモノやコトに時間を使うことを優先しがちです。

忙しい毎日の中で心に余裕がなくなり、知らないうちにストレスを溜め込んでしまい、身体や心の不調を引き起こしてしまうこともあります。

そんなストレスとうまく付き合っていくための方法として、プディコームさんは毎日の生活の中に1日10分間の瞑想を取り入れることをおすすめしています。

動画内でプディコームさんは、私たちの心と瞑想を洗濯機に例えて説明しています。

多忙な日常の中で、私たちの思考は洗濯機の水のように勢いよく回り続けています。

一日10分だけは、そのぐるぐる回る洗濯機の中から抜け出して、外から水の流れを観察する立場に自分を置くというのがプディコームさんの紹介する瞑想方法です。

瞑想と聞くと、『無の状態になる』、『悟りをひらく』など、難しいイメージを持っている方も多いかもしれません。

私も実際にその一人でした。

しかし、プディコームさんによると、実際の瞑想とは生まれては消えていく自分の思考を距離を置いて観察することなのだそうです。

浮かび上がる思考を評価せずに、ただ見つめることで、自分の心に向き合うことができ、新たな視点で物事を見ることができるようになるのです。

洗濯機の中では余裕がなくて見えなかったことが、洗濯機の外から中を観察することで見えるようになるということです。

何も考えないで無の状態になるというのは難しそうですが、自分の考えを観察するいうのは出来そうな気もしませんか?

瞑想を実践し続けることで、集中力、平静さ、明確さを感じ取ることができるとプディコームさんは言います。

We can’t change every little thing that happens to us in life, but we can change the way that we experience it.

私たちには 物事1つ1つを変えることはできませんが、それをどう経験するかを変えることはできます。

~ ANDY PUDDICOMBE(アンディ・プディコーム)

プディコームさんの本『The Headspace Guide to Meditation and Mindfulness』は、ビル・ゲイツ氏が発表した、2018年おすすめな本5冊の中にもランクインしています。

この本の原書は『からっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする』というタイトルで、2011年に日本でも翻訳出版されています。

また、プディコームさんが2010年に開発した、Headspaceという瞑想アプリは世界中で人気を集めています。

アプリの内には、カラフルなかわいいアニメーションも使われていて、瞑想をカジュアルで身近なものに感じることができると評判になっています。

動画を見て、プディコームさんの紹介する瞑想に興味を持った方は、アプリや本もチェックしてみるのもいいかもしれません。

名前:アンディ・プディコーム(Andy Puddicombe)

職業 元仏僧、瞑想コンサルタント、ヘッドスペースの共同創設者

Twitter アカウント: @andypuddicombe

公式ブログhttps://www.mindfulnesscds.com/

静かに佇むこと

The art of stillness(静かに佇むこと)

Pico Iyer(ピコ・アイヤー)

内容:世界中を旅してきたピコ・アイヤーさんが、気が散ることの多い現代だからこそ、あえてどこにも行かずに、静かに佇むことで得ることのできる素晴らしい見識があるということを自らの経験をもとに解説する約15分の動画です。

アイヤーさんは、幼い頃から旅行が好きで、40年以上世界中を旅しながら、さまざまな著作を書いてきたエッセイスト・作家です。

そんな彼が一番行きたい場所は、『どこでもない(nowhere)』なのだそう。。。

忙しい現代を生きる私たちが最も必要なのは、どこかに出かけるのではなく、立ち止まって、静かに座る(= 休息する)ことなのだという意味です。

その理由として、アイヤーさんは、旅をしても正しい目で旅先を見ない限り、本当の意味で魅力的だと感じる場所など無いことを学んだからだと言います。

私たちの人生の大部分は、記憶、想像、憶測など、頭の中で起こっています。

もし本当に人生を変えたいなら心のあり方を変える所から始める方がいいのだとアイヤーさんは気づいたのだそうです。

インターネットが普及し、繋がり過ぎる現代、気が散ることの多い今だからこそ、立ち止まって、静かに佇むことで、自分の内面を旅することができます。

シリコンバレーのIT業界で働く多くの方たちも『ネット安息日(Internet sabbath)』を生活に取り入れて、毎週24時間〜48時間をオフラインで過ごすことで、オンラインとのバランスを保っているのだそうです。

どこにも行かないこと、一日の数分間あるいは季節ごとの数日間、人生の数年間ただじっとして、自分の心を動かすものを探し出し、自分の真の幸せがある場所を思い出すことの大切さをアイヤーさんは動画内で語っています。

So, in an age of acceleration, nothing can be more exhilarating than going slow. And in an age of distraction, nothing is so luxurious as paying attention. And in an age of constant movement, nothing is so urgent as sitting still.

せわしない現代でのんびり進むことほど爽快なことはありません。気が散ってしまう現代で集中することほど贅沢なことはありません。変化し続ける現代で立ち止まること以外にやるべきことはないでしょう。

~ PICO IYER(ピコ・アイヤー)

夢だった仕事に就き、世界中を巡ってきたアイヤーさん自身も、『自分の真の幸せは何か?』を理解するために、29才の時に夢の生活を捨てて、人生をやり直すことを決断して京都へ引っ越しています。

簡単な生活ではありませんでしたが、その中でもアイヤーさんは携帯やテレビや車を持たない環境で一番必要としていた『自分だけの時間』を手に入れることができたと動画内で語っています。

このアイヤーさんのTEDトークをもとにした本『平静の技法 (TEDブックス) 』の日本語版も2015年に販売されているようです。

また、TEDの公式サイトでは、他にも

など、アイヤーさんのプレゼン動画を視聴することができます。

気になる方はチェックしてみてください。

名前:ピコ・アイヤー(Pico Iyer)

職業 エッセイスト、小説家

Twitter アカウント: @PicoIyer

公式ブログhttps://picoiyerjourneys.com/

瞑想がいかに現代人の生活の支えになるか

How mindfulness can help you to live in the present | Rev. Takafumi Kawakami | TEDxKyoto

How mindfulness can help you to live in the present(瞑想がいかに現代人の生活の支えになるか)

Takafumi Kawakami(川上 全龍)

内容:副住職 川上全龍さんが、現代社会を生きる私たちが瞑想から得られる効果や、瞑想の概念をマインドフルネスや禅の視点もまじえて分かりやすく解説している約10分半の動画です。

あなたの心は今どこにありますか?

私たちの心は、ほとんどの場合『今この瞬間』ではなく、過去や未来に向きがちです。

それにより、過去の出来事にとらわれたり、まだ起こってもないことを心配したりしてしまうのです。

動画内で川上さんは、マインドフルな生活へ一歩踏み出すための大切なポイントを2つあげています。

  1. 『今この瞬間』に意識を向けること現在の行動が過去を作り、未来にも影響しているため、『今この瞬間』に意識を置くことが大切なのだという意味です。
  2. 客観的』な視点を持つこと物事の良し悪しを評価せずに、客観的な視点で出来事を見つめることが大切だという意味です。

そして、マインドフルネスに生きるための方法として『瞑想』を動画内で紹介しています。

瞑想を実践し続けることで、リラックス、集中力を向上、セルフコントロールなどの効果か期待できるそうです。

英語で禅道と瞑想を世界に発信する禅僧として有名な川上さん。

現在は、ハーバードやMITなどのビジネススクールの学生、グローバル企業の社長などにも禅を教えてるようです。

2016年に『世界中のトップエリートが集う禅の教室』という本を出版しているので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

名前:川上全龍(Takafumi Kawakami)

職業 妙心寺春光院副住職、マインドフルネス講師

Twitter アカウント: @RevTakaZen

公式ブログhttps://shunkoin.com/

まとめ

この記事では、人生の質をあげるのに、参考になりそうなTEDの動画を3本紹介しました。

  • 必要なのは10分間の瞑想だけ
  • 静かに佇むこと
  • 瞑想がいかに現代人の生活の支えになるか

肉体疲労と違い、脳や心の疲労は、なかなか実感できないためついついSOSを見逃してしまいがちです。

ストレス社会の中で、穏やかに生きていくには身体だけでなく、心のメンテナンスにも時間をかけていきたいですね。

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