2022年版スタバのトールラテ指数ランキング|世界一高価な商品は?

知的スキル

世界中にお店をかまえる大手のコーヒーチェーン店「スターバックス」。

そんなスターバックスの商品価格は、国によって大きく異なるのをご存じですか?

日本のスタバって高いの?

最も高価なスターバックスの商品は?

と気になっている方もいるのではないでしょうか?

この記事では、2022年に発表された『世界各地のスターバックス トール・ラテの値段』を参考にして、各国のトール・ラテの価格をランキング形式でご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • スターバックス指数について
  • 各国のトール・ラテの価格ランキング
  • 平均日収からみたラテの価格
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スタバのトール・ラテ指数とは?

世界最大のコーヒーチェーン店スターバックスは、1971年にアメリカのシアトルで開業して以来、日本をはじめ世界各地に34,000以上の店舗を展開しています(2022年1月時点)

実は東京の第1号店『銀座松屋通り店』が北米以外のエリアでオープンしたスターバックスの初店舗なのをご存じですか?

1996年8月2日に日本初の店舗をオープンしてから、デパートや駅、オフィスビルの中など、日本全国に新店舗を増やし続け、今や日本でもあらゆる客層に利用されるコーヒーチェーン店となっています。

そんな世界的コーヒーチェーン店の商品『トール・ラテ』の価格は、各国の通貨の購買力を比較するのに最適だとして考えられたのが『スターバックス指数 (またはトール・ラテ指数)』です。

同じような指数に、世界的ファストフードのチェーン店マクドナルドの定番商品『ビッグマック』の価格を利用した『ビックマック指数』というものもあります。

ビックマック指数について興味がある方は『2022年ビックマック指数でみる各国の物価|円安で下落する日本の購買力』の記事を参考にどうぞ。

トール・ラテ指数は元々イギリスの経済専門誌『エコノミスト(Economist)』が考案したものですが、ここ数年の間に発表された指数は見当たりませんでした。

そこで今回は、米ローン企業CashNetUSAの子会社SavingSpotによる、世界のスターバックスのトール・ラテ価格の調査結果を参考にしていきたいと思います。

2022年スタバのトールラテ指標ランキング

引用:SavingSpot(21 Feb 2022)

今回参考にするのが、米ローン企業CashNetUSAの子会社SavingSpotが2022年2月に投稿した『世界各地のスターバックス トール・ラテの値段』の記事です。

SavingSpotは、Deliveroo, Just Eat, Pedidosya, Uber Eatsなどのデリバリーサイトや、その国の居住者に連絡を取り、世界各地のトールラテの価格を調べ、それをUSドルに換算した結果を発表しています。

世界各地のトールラテの価格を高い順にランキング形式で表したリストがこちらです。

記事が投稿された2022年2月21日のレート(1USドル=114.64円)で、日本円に換算した価格も表に追加してあります。

(都市)価格
(USドル)
価格
(日本円
)
1スイス7.17822
2デンマーク6.55751
3フィンランド5.67650
4香港5.52633
5ルクセンブルグ5.51632
6フランス5.36614
7イギリス5.31690
8ノルウェー5.08582
9チリ4.95567
10シンガポール4.90562
11台湾4.86557
12スウェーデン4.83554
13モナコ4.80550
14パナマ4.70539
15アルゼンチン4.67535
16ドイツ4.49515
17オランダ4.44509
18ウルグアイ4.42507
19アイルランド4.39503
20クウェート4.30493
21アラブ首長国連邦4.29492
22サウジアラビア4.27490
23エルサルバドル共和国4.25487
24バーレーン王国4.24486
25中国4.23485
26コスタリカ4.22484
27カタール4.12472
28韓国4.11471
29オマーン4.09469
30プエルトリコ4.05464
31オーストラリア3.97455
32スペイン3.95453
33チェコ共和国3.93451
34ギリシャ3.92449
35カナダ3.85441
36ジャマイカ3.84440
37スロバキア3.80436
38バハマ3.75430
39タイ3.64417
40ポルトガル3.59412
41日本3.57409
42ポーランド3.56408
43インド3.56408
44ヨルダン3.53405
45ベルギー3.52404
46オーストリア3.48412
47ベトナム3.42392
48アゼルバイジャン3.41391
49トリニダード・トバゴ3.39389
50ニュージーランド3.34383
51ハンガリー3.34383
52ルーマニア3.29377
53アンドラ公国3.28376
54アメリカ合衆国3.26374
55フィリピン3.26374
56カンボジア3.25373
57グアテマラ3.23379
58ボリビア3.19366
59インドネシア3.08353
60マレーシア3.04349
61キプロス共和国2.97340
62ロシア2.91334
63イタリア2.84326
64モロッコ2.81322
65ブルガリア2.69308
66南アフリカ2.64303
67コロンビア2.50287
68ペルー2.49285
69エジプト2.23256
70アルバ2.22255
71ブラジル1.96225
72トルコ1.31150
引用:SavingSpot(21 Feb 2022)

世界で一番高いトールサイズのラテを販売しているのがスイスで、$7.17(約821円となっています。

調査によると、スイスの店舗で販売しているアイス・キャラメル・マキアートの値段はなんと日本円にして約1,067円($9.31)で、世界で最も高価なスターバックスの商品なのだそうです。

一方、世界で一番安くトール・ラテを購入できるのはヨーロッパとアジアの交差点となるトルコ。150円($1.31)で、スイスの約5分の1の価格となっています。

そして、日本は対象の72ヶ国の中で41位 $3.57(約409円)、スターバックスの発祥地アメリカは54位 $3.26(約374円)という結果になっています。

割高なイメージのあるスターバックスですが、世界的にみると日本のスターバックスの商品価格はそこまで高いというわけではないようです。

ちなみに、アメリカでは商品価格が州によって異なるため、各州のトール・ラテの価格の平均値($3.26)がこのランキングでは採用されています。

各国のGDPからみるラテの価格

スターバックスのトール・ラテの価格が世界中で大きく異なることが分かりましたが、その背景には、為替レートだけでなく、各国のGDP(国内総生産)、運営コスト、政府の規制などさまざまな要因が影響しています。

スターバックスの商品価格がお手頃なのかどうかは、その国の平均所得によって変わってきますよね。

そこで、SavingSpotは、各国のGDPを考慮した上でトール・ラテの価格が最もリーズナブルな国とそうでない国のランキングも発表しています。

1日の平均収入からみてトール・ラテの価格が最もお手頃な国はアメリカで、それにノルウェーとオーストリアがそれに続きます。

反対に、1日の平均収入と比較して、トール・ラテの価格が最も高い国は、カンボジア、インド、ベトナムという順になっています。

1位のアメリカでは、ラテの価格が平均日収に占める割合は2.1%となっていますが、最下位のカンボジアではなんと86.1%という結果になっています。

まとめ

この記事では、世界各地のスターバックスで設定されているトール・ラテの価格をランキング形式で紹介しました。

同じチェーン店の商品でも、国によって、こんなにも値段が違うのは驚きですよね。

スターバックスのメニューや店舗の雰囲気は、国によっても違いがあるため、海外旅行へ行く機会があれば、その国の店舗に行ってみるのも楽しいかもしれません。

参考サイト

Starbucks opened more new stores than McDonald’s and Subway(Business Insider): https://www.businessinsider.com/starbucks-is-outpacing-subway-and-mcdonalds-in-new-store-openings-2022-2?amp

The Price of Starbucks in Every Country(SavingSpot – CashNetUSA Blog): https://www.cashnetusa.com/blog/starbucks-price-every-country/

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