デジタルドーパミンの恐怖|動画を飛ばし見・倍速視聴してしまう原因にも?!

デジタル ウェルビーイング

デジタル化が進んだことで、私たちの脳にはドーパミンが過剰に分泌されているのをご存じですか?

最近TikTokのショート動画しか見る気にならない‥

YouTubeやNetflixの長い動画を退屈に感じるようになった

という方は、ドーパミンのバランスが崩れているのかもしれません。

この記事では、メンタリストのDaiGoさんの動画『【ステルス依存】知らないうちに人生狂わすデジタルドーパミン』を基に、デジタル・ドーパミンの恐怖やその対策法についてご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • デジタル・ドーパミンについて
  • 動画の倍速視聴や飛ばし見の原因となるドーパミン
  • 対策法のドーパミン断食【3ステップ】
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デジタル・ドーパミンの恐怖

ドーパミンの量を調整して『喜び』と『苦しみ』のバランスをとるようになっている私たちの脳。

現代社会、特に先進国で生きる多くの人々は、このドーパミンのバランスが崩れがちになっているようです。

その大きな原因となっているのが、スマホ!

スマホはワンタップするだけでドーパミンが放出されるような仕組みになっています。

オンラインゲーム、Instagram、TikTok、YouTubeなど、自動的に渇望を満たすものが次から次へと表示されるスマホが生活の一部となったことで、 私たちの脳は簡単に『快楽』を得られるようになりました。

それが当たり前になると、喜びのベースラインが高くなってしまい、それ以下のものは全てがマイナスでつまらないという感覚に陥ってしまうのです。

例えば、YouTubeを見る『楽しみ』に慣れてしまうと、ちょっとしたコンテンツでは楽しみを感じられなくなってしまったり、YouTubeを見ていないと、『イライラする』、『不安になる』など、禁断症状が出るようになります。

脳がドーパミンが過剰に分泌された状態に慣れてしまうと、ドーパミンが少しでも減ると不安を感じるようになります。

そこで、次から次へと新たな刺激を求めるようになるのです。

倍速視聴や飛ばし見の原因にも?!

TikTokのショート動画に慣れてから、普通の動画が遅く感じる‥

10分くらいのYouTube動画は倍速再生で視聴するようになった。

最近ドラマや動画は早送りしながらしか観ない。

会話がないシーンは10秒飛ばしを使ってる。

最近増えている動画の『倍速視聴』や『飛ばし見』。

その理由の一つにも、どうやらドーパミンの影響があるようです。

動画を見る『楽しみ』が当たり前になってしまうと、約5~10分の動画でも長く感じてしまい『つまらない』と感じるようになってしまうのです。

そして、YouTubeやNetflixで長めの動画は、倍速視聴したり、飛ばし見しながら面白い瞬間だけを視聴するようになってしまうということです。

対策法のドーパミン断食

ドーパミンの健全なバランスを取り戻すための対策法として、DaiGoさんが動画でおすすめしていたのが『ドーパミン断食』。

自分がハマっているデジタル・コンテンツを1ヶ月間やめるというもので、次の3ステップからなります!

  • STEP1:ドーパミン断食の対象を決める。自分がハマっているデジタルコンテンツ(ソーシャルゲーム、TikTok、YouTubeなど)
  • STEP2:ドーパミン断食を実行する。1ヶ月間、STEP1で決めたデジタルコンテンツを止める。 最初の12時間が断食を成功させる鍵!
  • STEP3:断食したコンテンツを生活に戻す。週2日、1日2時間までくらいが最適!

STEP1:ドーパミン断食の対象を決める

ドーパミン断食を始めるにあたってまず大事なのが、断食の対象となるデジタル・コンテンツを決めること!

あなたが今ハマっているコンテンツ(YouTube、TikTok、Instagram、スマホゲームなど)を対象にしましょう。

もし、Instagramを仕事としても使っているなら、仕事では使うけど、プライベートでは使わない

YouTubeで勉強関連のコンテンツは視聴するけど、それ以外のコンテンツは観ない

など、断食の対象となるものを定めておきましょう。

STEP2:ドーパミン断食を実行する

断食の対象が決定したら、とりあえずそれを1ヶ月止めてみましょう!

ドーパミン断食を始めると、最初は快楽と苦痛のバランスが『苦痛』の方に傾くため、挫折してしまう人も少なくはないようです。

挫折せずに、ドーパミン断食を成功させる鍵は最初の12時間

そこを乗り越えることが出来れば、ドーパミン断食を成功させる確率が高くなるようです。

  • タイムロッキングコンテナの中にスマホを入れてロックしておく
  • 友だちや家族に見張ってもらう

などして、最初の12時間は対象のデジタル・コンテンツに簡単にアクセスできないような環境を作り上げておきましょう。

STEP3:断食したコンテンツを生活に戻す

1ヶ月間ドーパミン断食を実行すると、気分の落ち込みが改善したと感じる人が多いようです。

徐々にバランスが戻ってきて、日常の些細なコトにも幸せを感じられるようになっていくのだとか。

断食後は、対象となっていたコンテンツを、週2日、1日2時間までくらいのペースに落とすのが最適!

それくらいのペースだと、ドーパミンのバランスを上手く保て、中毒になりにくいのだそうです。

私も以前、SNS(特にInstagram)にハマっていたことがありましたが、3ヶ月間SNSを止めたことで、多くのメリットを得ることができました。

その経験についてまとめた記事はこちら。

まとめ

この記事では、 メンタリストのDaiGoさんの動画『【ステルス依存】知らないうちに人生狂わすデジタルドーパミン』から、デジタル・ドーパミンの恐怖やその対策法を紹介しました。

おさえておきたいドーパミン断食の3つのステップがこちら。

  • STEP1:ドーパミン断食の対象になるデジタルコンテンツを決める。
  • STEP2:1ヶ月間、ドーパミン断食を実行する。
  • STEP3:断食したコンテンツをルールを決めて生活に戻す。

DaiGoさんが動画内でおすすめしている本『僕らはそれに抵抗できない ―「依存症ビジネス」のつくられかた』を要約した記事も興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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