『マインドフルネス(mindfulness)』という言葉を近年よく耳にするようになりましたが、
マインドフルネスって何?
どんな効果やメリットがあるの?
と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、マインドフルネスの意味や代表的な実践方法、期待できる効果など、マインドフルネスの基本をまとめてご紹介していきます。
日本での認知度はまだ低いようですが、『マインドフルネス』は、脳や心をケアするための手段として欧米を中心に広まっています。
新型コロナウイルスの感染拡大による健康的な不安や経済的な不安‥
マインドフルネスは、そんな先が不透明な現代社会を生きる私たちの『心のケア』に効果的だとして新たに注目を集めています。
マインドフルネスとは?
マインドフルネス(mindfulness)とは、『今この瞬間』に気づきを向けた状態を維持することを表します。
Mindfulness is awarenes that arises through paying attention, on purpose, in the present moment, non-judgementally.
マインドフルネスとは意図的に、今この瞬間に、判断を加えず注意を払うことで生まれる気づきのこと
– Jon Kabat-Zinn
現在、流行しているこの『マインドフルネス』を広めた第一人者が、マサチューセッツ大学医学大学院教授ジョン・カバットジン博士(Jon Kabat-Zinn) です。
マインドフルネスの大事なポイント3つ:
ジョン・カバットジン博士は、仏教の指導者に修行法を学び、
そのマインドフルネスのアプローチを心理学的なものに応用できると考え、
『マインドフルネス・ストレス低減法(Mindfulness-based stress reduction:MBSR)』
というプログラムを考案します。
一般の人でも実践できる形にアレンジしたこのプログラムが、人々がストレスや不安、病気などに対応してくための方法としてアメリカを中心に流行したのです。
名前 :デジョン・カバット・ジン博士(Jon Kabat-Zinn, PhD)
職業 :マサチューセッツ大学医学大学院教授、 マインドフルネスセンターの創設所長
Twitter アカウント: @jonkabat
代表的なマインドフルネスの実践方法
今この瞬間に気づきを向けたマインドフルネスの状態に到達する手段として、
よく活用されているのが『瞑想(メディテーション)』 です。
マインドフルネス状態に入る代表的な方法としては、
などがあります。
瞑想に興味があるけど、なんだか難しそう‥という方におすすめなのが、2021年1月1日からNetflixで配信スタートした『ヘッドスペースの瞑想ガイド』★
可愛らしいアニメーションと落ち着いたナレーションで、瞑想を分かりやすく解説+ガイドしてくれます。
マインドフルネスのメリット5つ
Mindful.org では、 マインドフルネスを実践することで、次の5つのメリットが期待できるとしています。
- 不安の原因を理解することができる。精神的な苦痛や不安は、私たちの行動の根底にある背景ノイズです。瞑想することで、その根本的な原因を確認することができます。
- ストレスを減らすことができる。過剰なストレスは、多くの病気を引き起こし、他の病気を悪化させてしまいます。マインドフルネスは、ストレスを減らすのに効果的だと言われています。
- 周囲とのつながりを深めることができる。マインドフルネスは、友達、恋人、子供など、 周囲の人に完全な意識を向けるのにも役立ちます。 それにより、周囲とのつながりを深めることができるようになります。
- 集中力を高めることができる。 同時に複数の作業(マルチタスク)をこなしていると、ストレスが溜まりやすくなったり、集中力が低下したりしてしまいます。マインドフルネスは、集中力をUPするのにも役立ちます。
- 雑念を減らすことができる。私たちの頭の中では、常にさまざまな『おしゃべりの声(=思考)』が交錯して います。マインドフルネスは、そんな私たちの脳を休息させるのに効果的です。
マインドフルネスの効果を得るためには、『継続すること』が必要だと言われています。
毎日5~10分でも、マインドフルネスの実践を続けていくことが大切なんだって!
まとめ
この記事では、近年話題になっているマインドフルネスの意味や代表的な実践方法、期待できる効果などをまとめてご紹介しました。
- マインドフルネスとは?
- マインドフルネスの代表的な実践方法
- マインドフルネスのメリット
より充実した人生、より幸せな未来にしていくためにも、『今』を大切にしていきたいですね。