英語で感謝の気持ちを伝えたい時に、『Thank you』 の一言では気持ちが伝わりにくい、もしくは、何だか物足りないな。。。と感じることありませんか?
英語には、感謝を伝える際に使える様々なフレーズや言い回しがあります。
同僚や友人、上司や取引先に対して、表現の使い分けができるようになれば、相手に感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
この記事では、感謝の気持ちを英語で相手に具体的に伝えるための基本をまとめてあります。
あなたが実際に日常会話やメールなどで感謝の気持ちを伝えるシーンを思い浮かべながらこの記事を読んでみてください。
基本の感謝のフレーズ
英語で『ありがとう』の気持ちを伝えるための基本『THANK YOU.』!
この一言でも感謝の気持ちがちゃんと伝えられるシーンはたくさんあります。
更に、これに少し単語を足して、
『Thank you very much.』や『Thank you so much.』と伝えることで、
感謝の気持ちを強調することもできます。
親しい相手には、カジュアルに『Thanks.』だけでも感謝の気持ちを伝えることができます。
また『Thanks a lot.』や『Many thanks.』で、
少し感謝の気持ちを強調することもできます。
具体的に感謝の気持ちを伝えるためのフレーズ
『Thank you』の一言じゃなくて、
具体的に何に対して『ありがとう』と言っているのかを相手に伝えたい!
と思うことありますよね。。。
そんな時に役に立つ2つのフレーズがこちら:
この2つをおさえておくと、
色々なシーンで感謝の気持ちを気軽に伝えることができるようになります。
Thank you for + 動名詞 (〜ing)
このフレーズを使うことで、
相手の行為に対して『~してくれてありがとう』という風に
具体的に感謝の気持ちを表現することができます。
『~してくれて本当にありがとう』と伝えたい場合には、
『thank you very much for ~ing 』とも表すことができます。
Thank you very much for meeting with me.(お会いしてくれて本当にありがとうございます。)
カジュアルに感謝の気持ちを表したい場合には、
『thanks for ~ing』でもOKです!
Thanks for reminding (me). (思い出させてくれてありがとう。)
Thank you for + 名詞
動名詞 ~ing の代わりに、
『Thank you for + (the/your) 名詞』
を使うことで、相手の行為だけでなく、
名詞で表せる様々な物に対しての感謝の気持ちを表現することができます。
こちらも『thank you very much for + 名詞』や『thanks for + 名詞』という形が使えます。
Thank you very much for everything. (何から何まで本当にありがとうございます。)
Thanks for the heads-up. (知らせてくれてありがとう。)
※ 『Thanks for the heads-up. 』は、前もって情報を提供してくれた相手や事前に何か情報を知らせてくれた相手にお礼を伝えるときに使えるフレーズです。
知っておくと便利なフレーズ
その他にも、知っておくと便利な『Thank you』を使った
フレーズがいくつかあります。
Thank you in advance. (よろしくお願いします。)
『in advance』をつけることで、何かをやってもらうことを前提で、
先にありがとうと言っておくという感じのフレーズになります。
日本語だと「(お手数をお掛けしますが)よろしくお願いします。」
という感じのニュアンスになります。
I can’t thank you enough.(感謝してもしきれません。)
『can’t(cannot)~ enough.』 =『いくら~しても足りない』を使うことで、
『感謝してもしきれない。』という表現をすることができます。
相手に感謝の気持ちで一杯ということを伝えたい場合に使えるフレーズです。
Thank you 以外で感謝の気持ちを表す方法
英語には『Thank you』以外にも感謝を伝えることのできる単語として、
『appreciate』、『grateful』、 『thankful』があります。
何度かお礼を言う場合などは、『Thank you』を繰り返し使うよりも、
Thank you so much for helping me. I am so grateful.
のように違う表現を合わせて使う方がより自然な感じになります。
『appreciate』を使ったフレーズ
『appreciate』は、『Thank you』よりも少しフォーマルな感じで感謝を表現するのによく使われます。
ビジネスシーンで役に立ちます!
『appreciate』は、『何かに感謝する』という意味で、
感謝する対象は『何』であって『人』ではないため、
『I appreciate you.』とは言いません。
また、『何に』感謝しているのかを入れる必要があるため、
『I appreciate.』だけでも使えません。。。
シンプルに『I appreciate it.』で覚えておくと便利です。
『何に』感謝するのかを『it』で表現するこのフレーズは色々なシーンで使われています。
『grateful』を使ったフレーズ
『grateful』は、誰かがあなたを助けてくれたり、
親切にしてくれたりした時に、
相手に対して感謝の気持ちを伝える時に使えます。
『人』と『行為』のどちらに対してでも使える表現です。
『I am grateful to + 人』、『I am grateful for + 行為』で
『~に感謝します』となります。
『thankful』を使ったフレーズ
『grateful』と同様、『感謝している』、『ありがたく思う』という意味ですが、
言葉のニュアンスには少し違いがあります。
『thankful』は、本来であれば悪いことが起こらなかったことに『っとしている』、
『良い結果になったことに感謝して嬉しく思っている』といった感じになり、
特定の人ではなく、自分の恵まれた環境や運に『感謝している』というニュアンスになります。
しかし、実際にはあまり『grateful』と区別されずに使われてることもあります。。。
また、「to」と「for」どちらの前置詞を使うかによって意味合いが少し変わってきます。
I am thankful to my parents.
私は両親に(何かを)感謝している。
I am thankful for my parents.
私は、両親を提供してくれた人(神様や祖先など)に感謝している。
I am thankful (to you) for your support.
私は(あなたに)あなたの支援に感謝しています。
※ to you は省略されることが多いです。
まとめ
この記事では、英語で感謝の気持ちを伝えるための基本から様々なフレーズまでご紹介しました。
- 基本の感謝のフレーズ:Thank you.│Thank you very much.│Thanks.
- 具体的に感謝の気持ちを伝えるためのフレーズ:動名詞 (〜ing) vs 名詞
- Thank you 以外で感謝の気持ちを表す方法:appreciate│thankful│grateful
英語で感謝の気持ちを伝える際の参考にしてみてください。