日本とデンマークは遠く離れた国ですが、 両国とも世界最古の王室の歴史をもっているという共通点があります。
そんなデンマークの首都、コペンハーゲンにはデンマーク王室のために建てられてきた数々のお城や宮殿が存在し、世界中の観光客を魅了しています。
この記事では、 コペンハーゲンの観光情報を知りたい方向けに、コペンハーゲン市内観光で外せないお城と宮殿3選をご紹介します。
2019年の4月に私がコペンハーゲンを訪れた時の経験をもとに、各観光スポットでのポイントも書いていきますので、旅行の際の参考にしてみてください。
クリスチャンボー城
クリスチャンボー城(Christiansborg Palace)は、1167年にアプサロン大主教によって建立されたコペンハーゲン発祥の地で、スロッツホルメン(Slotsholmen)という小さな島に建っています。
このお城は建設以来、1794年と1884年に2度の火災に遭い、都度再建されており、1928年に完成したものが現在の建物です。
かつては王宮として使われていましたが、現在は国会議事堂や裁判所、迎賓館として使われています。
クリスチャンボー城の主な5つの観光スポット:
中でも最も注目を集めているのが、ロイヤル・レセプション・ルーム!
女王の図書室(The Queen’s Library) やカラフルなタペストリーが飾られている宮殿最大のホール(The Great Hall)など、豪華な部屋の数々を見ることができます。
また、クリスチャンボー城にはコペンハーゲンで最も高い106メートルの塔があり、塔の中にある展望台は一般にも無料で公開されています。
展望台からはコペンハーゲンの美しい街並みを見渡すことができるため、人気の観光スポットの一つとなっています。
正式名称:
Christiansborg Slot
住所:
Prins Jørgens Gård 1, 1218 København K(Googleマップ)
公式HP:
https://kongeligeslotte.dk/en/palaces-and-gardens/christiansborg-palace.html
料金:
レセプション・ルーム 95 DKK(18歳未満無料)
キッチン、遺跡、王室の厩舎 各 60 DKK (18歳未満無料)
上記4箇所の共通入場券、学生割引、団体割引あり(詳しくは公式HPへ)
上記4箇所全てコペンハーゲンカードで入場可
※入城の際、大きな荷物はロッカーに預けるよう指示されます。
アマリエンボー宮殿
アマリエンボー宮殿(Amalienborg Palace)は、現王室の居城で、女王陛下の在宮時は屋根にデンマークの国旗が掲げられます。
元々4人の貴族のために1750年代に建設された宮殿でしたが、1794年にクリスチャンボー宮殿が焼失したために、国王クリスチャン7世とその一家がこの宮殿を購入・移転。
クリスチャンスボー宮殿再建後も、王室一家は、このアマリエンボー宮殿に留まることを望み、現在までデンマーク王宮として利用され続けてきました。
八角形の周囲に4つの建物が建っており、その広場の中央にフレデリクス5世の騎馬像があります。
このアマリエンボー宮殿広場(Amalienborg Slotsplads)では、毎日正午に衛兵交代式が行われるよ!
交替する衛兵たちはローゼンボー城から、行進してきます。
宮殿前の広場は無料で一般公開されているので、交換式の時間に合わせて観光プランを立てるのもおすすめです。
4つの建物のうちのひとつ、クリスチャン8世王宮殿は『アメリエンボー博物館(Amalienborgmuseet)』として一般公開されています。
クリスチャン7世王宮殿は、ガイドツアーでのみ見学可能なようです。
正式名称:
Amalienborg Slot
住所:
Christian VIII’s Palæ, 1257 København K(Googleマップ)
公式HP:
http://www.kongernessamling.dk/en/visitor-information-3/
料金:
アメリエンボー博物館 95 DKK(18歳未満無料)
ローゼンボー城との共通入場券 160 DKK
他にも学生割引、団体割引あり(詳しくは公式HPへ)
コペンハーゲンカードで入場可
※入城の際、大きな荷物はロッカーに預けるよう指示されます。
ローゼンボー城
ローゼンボー城(Rosenborg Castle)は、クリスチャン4世が夏の離宮として1606年に28年もの歳月をかけて建設し、その後は大室として使用されていました 。
お城を囲む公園は『王の庭園(Kongens Have)』とも呼ばれています。
公園内は綺麗に設備されていて、庭園のようなエリアや、広々とした芝生のエリアなどがあります。
城内は各部屋 豪華に装飾されていて、家具や展示品などから当時の華やかな生活の様子を見ることができます。
中でも地下にある宝石館は必見で、デンマーク王室の王冠や剣など様々な王室コレクションが展示されています。
正式名称:
Rosenborg Slot
住所:
Øster Voldgade 4A, 1350 København K(Googleマップ)
公式HP:
http://www.kongernessamling.dk/en/visitor-information-3/
料金:
ローゼンボー城+宝石館 115 DKK(18歳未満無料)
アメリエンボー城との共通入場券 160 DKK
他にも学生割引、団体割引あり(詳しくは公式HPへ)
コペンハーゲンカードで入場可
※入城の際、大きな荷物はロッカーに預けるよう指示されます。荷物を預ける際、コインロッカーの使用に20DKKコインが必要なので前もって用意しておくとスムーズです。(コインは荷物を取る時にまた戻ってきます)
その他のお城情報
市内中心部からは少し離れたところになりますが、コペンハーゲンには他にもデンマークで最も美しいとされるフレデリクスボー城(Frederiksborg Slot)や世界遺産にも登録されているクロンボー城(Kronborg Slot)もあります。
コペンハーゲンカードにはお城の入場料だけでなく、そこまでの公共交通機関の料金も含まれているので、興味がある方はカードの購入を検討してみるのもいいかもしれません。
まとめ
この記事ではコペンハーゲン市内観光でおすすめな王室関連の観光スポット3選をご紹介しました。
- クリスチャンボー城
- アマリエンボー宮殿
- ローゼンボー城
コペンハーゲン市内中心部での観光を考えている方は、参考にどうぞ。
※ 2019年9月現在の情報です。最新の情報につきましては公式サイトをご確認ください。