海外留学先や海外旅行先から日本にいる家族へ、
日本から海外に住んでいる友達やホストファミリーへ、
いざ国際郵便 (エアメール) を送ろうと思った時に。。。
『国際郵便のあて名の書き方が分からない。。』
『英語で住所を書くにはどうしたらいいの?』
と困ったことはありませんか?
国際郵便と聞くと、難しそうに思えますが、いくつかのポイントを押さえれば大丈夫!
この記事を書いている私はヨーロッパで現地企業に就職して2年目です。
この記事を書いている私は、今までに留学やワーホリを経験する中で色々なシーンで国際郵便を利用する機会がありました。
これまでの経験をもとに、国際郵便を出す際の住所の書き方を具体的な手順つきでまとめてみました。
この記事は、 『海外へ郵便を送りたい』、もしくは『海外から日本へ郵便を送りたい』方に向けて書いています。
この記事を読むことで、英語でのあて名や住所の書き方で迷わないためのポイントを把握することができるかと思います。
国際郵便の封筒の書き方(4つのポイント)
国際郵便(エアメール)を出す際に、一番重要なのが封筒に書く受取人と差出人の位置!
一番重要なのが国際郵便では、差出人が左上、受取人が右下の真ん中あたりとなることです。
国際郵便の封筒の書き方(4つのポイント):
① 差出人住所氏名は左上に書く
② 受取人住所氏名は右下に書く
③ 航空便で送る場合は、黒または青色で「AIR MAIL」もしくは「AIR MAIL TO 国名」と明記
④ 切手を右上に貼る
日本⇒海外、もしくは海外⇒日本へ送るどちらの場合でも、この4つのポイントを覚えておけばOKです!
英語での住所の書き方(8つのステップ)
英語で住所を表記する場合は、
氏名 ⇒ 建物と部屋番号 ⇒ 番地・号 ⇒ エリア名 ⇒ 市区群 ⇒ 都市名(県・州) ⇒ 郵便番号 ⇒ 国名
のように、日本で住所を書く場合と逆の順番で書いていきます。
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘7丁目8−9(南ビル6階 )
6F Minami Building, 7 – 8 – 9 Jiyugaoka, Meguro-ku, Tokyo 152 – 0035 JAPAN
狭い範囲から広い範囲へと順番に書いていくイメージです。
ちなみに、改行を加えて数行に分けて住所を記載する場合、改行部分のカンマ(,)は不要です。
STEP1:氏名・敬称
国内郵便では、氏名は住所の後に書くのが一般的ですが、
国際郵便の場合は氏名は住所の前に来ます。
ちなみにアメリカでは、Mr./Ms.のように敬称の後にピリオド(.)やカンマ(.)がつきますが、
イギリス式だとカンマなどは不要で、Mr/MsでもOKだと言われています。
STEP2:建物名・部屋番号・階数
6F Minami Building, 7-8-9 Jiyugaoka Meguro-ku, Tokyo 152 – 0035 JAPAN
住所に、建物名、部屋番号、階数が入っている場合は、この部分が住所の一番初めにきます!
部屋番号は、 「#202」のように「#」、
階数は、「3F」 のように「F」で表します。
部屋番号や階数は、建物名の前後どちらにつけても特に問題ないようです。
例えば、「南ビル6階」の場合、
6F Minami Building と Minami Building 6F
どちらでもOKです。
STEP3: ○丁目○番地○号
7-8-9 Jiyugaoka, Meguro-ku, Tokyo 152 – 0035 JAPAN
100 Queen Street, Te Aro, Wellington 6001 NEW ZEALAND
○丁目○番地○号の部分は、
数字の並びは逆転させずにそのままの順番でハイフン(-)を使って表します。
例えば、7丁目8-9 の場合、そのまま「7-8-9」となります。
STEP4:エリア名・通り名
7-8-9 Jiyugaoka, Meguro-ku, Tokyo 152 – 0035 JAPAN
100 Queen Street, Te Aro, Wellington 6001 NEW ZEALAND
日本の場合だと、 ここに ○○、△△町などのエリア名がきます!
ちなみにニュージーランドやアメリカなどでは、ここに通り名がきます。
STEP5:市区群
7-8-9 Jiyugaoka, Meguro-ku, Tokyo 152 – 0035 JAPAN
100 Queen Street, Te Aro, Wellington 6001 NEW ZEALAND
英語で 「区」は 「ward」や「district」、
「市」は「City」のようにに訳されますが、
住所では日本語の表記をそのまま使うのが一般的です。
日本語の読みをそのままあてて「-Ku」や「-Shi」のように書きます。
例えば、渋谷区「Shibuya-ku」、大阪市「Osaka-shi」となります。
もちろん、渋谷区「Shibuya Ward」、大阪市「Osaka City」としても間違いではありません。
STEP6:都市名(県や州など国内における最大の地域区分)
7-8-9 Jiyugaoka, Meguro-ku, Tokyo 152 – 0035 JAPAN
100 Queen Street, Te Aro, Wellington 6001 NEW ZEALAND
日本の「県」は、英語だと「Prefecture」となりますが、
住所の表記としては「-ken」をそのまま使ったり、
県の部分を省いて表記する例が多く見られます。
つまり、県には3通りの表し方があります。
福岡県を例としてみてみると、
となります。
日本国内の住所は、日本人の配達員さんに分かってもらうことが何より重要なので、
シンプルにそのまま日本語読みを表記した方がベストかもしれません。
STEP7:郵便番号
7-8-9 Jiyugaoka, Meguro-ku, Tokyo 152 – 0035 JAPAN
100 Queen Street, Te Aro, Wellington 6001 NEW ZEALAND
郵便番号は、数字の並びは逆転させずにそのままの順番でハイフン(-)を使って表します。
例えば、自由が丘の郵便番号「152 – 0035」の場合、そのまま 「152 – 0035」 となります。
ちなみに郵便番号の形式は国によって異なり、
国によって桁数やハイフン(-)の位置が変わってきます。
例えば、アメリカなら5桁、ニュージーランドだと4桁、
イギリスでは アルファベットと数字の組み合わせとなっています。
また、郵便番号は、アメリカでは「ZIP Code」、
イギリスでは、「Postal code」、または 「Postcode」などと呼ばれています。
STEP8:国名
7-8-9 Jiyugaoka, Meguro-ku, Tokyo 152 – 0035 JAPAN
100 Queen Street, Te Aro, Wellington 6001 NEW ZEALAND
住所の最後にくるのが国名です!
国際郵便を出すにおいて、国名は最も大切な部分なので、
目立つように大きく分かりやすく書きましょう。
日本の住所は日本語でもOK!
実は国際郵便を出す場合、日本の住所は日本語で書いてもOKです。
海外から日本へ送る場合と、日本から海外へ送る場合の例を見てみましょう。
海外から日本へ送る場合
日本の住所は、日本人の配達員さんが読むことが前提です。
つまり、手紙のあて先が日本だと分かれば、
その後の「日本のどこの誰に郵便を配達するのか」という部分は、
日本の配達人さんの役割なので、日本語で書いても問題ないということなのです。
※ 最後の行に国名だけは分かりやすく「JAPAN」と英語表記で書くことを忘れずに!
日本から海外へ送る場合
反対に日本から海外へ送る場合は、差出人の部分を日本語で書いても問題ありません。
※ここでも「JAPAN」だけは英語表記で書くことを忘れずに!
もし、なんらかの手違いで、郵便物が戻ってくることがある場合、
届け先の国の配達員さんに差出人の住所が日本だということを
分かってもらう必要があります。
まとめ
この記事では、英語での封筒の書き方と住所の書き方のポイントをご紹介しました。
- 国際郵便の封筒の書き方(4つのポイント)
- 英語での住所の書き方(8つのステップ)
- 日本の住所は日本語でもOK!
それぞれのポイントを押さえて、海外から日本へ、もしくは日本から海外へ郵便を送ってみましょう。
※2020年1月現在の情報です。