今世界で注目されているミートフリー・マンデー(Meet Free Monday)という活動をご存じですか?
これは『月曜日はお肉を食べない日にしよう』というキャンペーンで、
地球や環境のために今できることってなんだろう‥
と考えている方へぜひチェックしてもらいたい活動です。
この記事では、この『ミートフリー・マンデー』のキャンペーンについてご紹介します。
2019年に10周年を迎えたこのキャンペーンは、年々規模が拡大していて、海外セレブ達や日本の内閣府もこの活動を支援しています。
ミートフリー・マンデーとは?
ミートフリー・マンデー(Meat-free Monday)は、地球の健康と人々の健康を改善するために月曜日にお肉を食べない日にしようという国際的なキャンペーンです。
2009年に元ビートルズのポール・マッカートニーさんと実娘のメアリー&ステラ・マッカートニーさんによって立ち上げられました。
ミートフリー・マンデーでは、畜産業や漁業が引き起こす環境問題や健康改善への取り組みとして、最低でも週に1日お肉なしの野菜中心の食事をする日を設けるよう奨励しています。
One day a week can make a world of difference
一週間に一日で世界を変えることができる
Meat Free Monday (official website)
ポール・マッカートニーが、このキャンペーンを始めたきっかけは、牛や豚などの畜産動物が空気中のメタンガスを発生させる一番大きな原因であるという事実に大きな衝撃を受けたことだと言います。
家畜は肥育する過程で強力な温室効果ガスであるメタンガスを大量に放出するため、私たち一人ひとりがお肉の消費を減らすことで地球温暖化防止へ直接貢献できると呼びかけています。
ポール・マッカートニーのキャンペーンに関するインタビュー映像(2015年4月)
イギリスで始まったこのキャンペーンは、年々規模が拡大していて、今では世界中で話題となっています。
オノ・ヨーコやイギリス人の有名シェフのジェイミー・オリヴァー(Jamie Oliver)など、多くの著名人もこの活動を支持しています。
このキャンペーンをきっかけに、イギリス政府はなんと、全ての公立学校で『肉なし月曜日』の実施をするよう指導し、週に一度はベジタリアンメニューを提供することを義務づけいます。
海外セレブの支持者も多数
2019年に10周年を迎えたミートフリー・マンデーは、その記念に著名人や企業など支援者達にSNSを通してこの活動をPRしてもらう企画を開催!
ミートフリー・マンデーを実践している多くの人々がハッシュタグ『#MFMCountMeIn』を使った投稿をSNSでシェアしています。
俳優のトム・ハンクス&リタ・ウィルソン夫妻も、この10周年を記念して、ミートフリー・マンデーの活動に参加を決意。
リタ・ウィルソンはTwitterに、『週に1日お肉を食べない日を設けてみませんか?地球にも体にもいい。』と投稿しています。
Why not try one day a week without meat? Good for the planet and your body. #MeatFreeMonday@PaulMcCartney @StellaMcCartney@maryamccartney pic.twitter.com/UJxROBbrpY
— Rita Wilson (@RitaWilson) June 17, 2019
その他にも、歌手ケイティ・ペリー、コールドプレイのクリス・マーティン、俳優のアレック・ボールドウィン、など、多くの著名人がSNSでこの活動について共有しています。
This meal is BEEF-free #MeatFreeMonday 🍔♥️🍟 #YNTCDmusicvideohttps://t.co/m2kA0mZgQe pic.twitter.com/yKYmnTxBy5
— KATY PERRY (@katyperry) June 17, 2019
Happy 10th birthday to #MeatFreeMonday! #MFMCountMeIn
— Coldplay (@coldplay) June 17, 2019
Love c, w, g, j & p pic.twitter.com/JsjWLM1RvL
日本でも広まるミートフリー・マンデー
ミートフリー・マンデーは、内閣府や東京都庁も参加を決意したことで、日本でも認知度が広まりつつあります。
2017年4月より内閣府の食堂では、毎週金曜日にはベジタリアン定食が、他の曜日にはベジタリアンの単品メニューが提供され始めました。
その後、ポール・マッカートニーの働きかけにより、東京都庁の職員食堂でも『ミートフリー・マンデー』の実施が決定!
都庁の食堂でミートフリーマンデーを開始し、お陰様で好評です。 後押しして下さったのは、あのポールマッカートニーさん。先日、両国国技館で直接お目にかかりました! Nananaです。 今後もミートフリーマンデージャパンの活躍に期待しています。 pic.twitter.com/TKOopI2hnA
— 小池百合子 (@ecoyuri) November 17, 2018
👇👏💚 #MeatFreeMonday https://t.co/zj6JprkxNz
— Paul McCartney (@PaulMcCartney) October 1, 2018
2018年10月1日から、毎週月曜日にベジタリアンの定食(1食600~700円代)を提供スタートしています。
ベジタリアン対応の単品メニューも毎日提供されているようです。
職員食堂の公式HPから、メニューがチェックできます!
この職員食堂は、都庁職員だけでなく、一般の方(もちろん観光客も)利用できるようなので、機会があればぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、このことは、Meet Free Monday の公式HP(英語)でも紹介されています。
まとめ
この記事では、元ビートルズのポール・マッカートニーが地球環境保護を目的として広めた『ミートフリー・マンデー』について紹介しました。
一週間に一回だけ、お肉を食べない日をつくるだけで、自分の健康のためだけでなく、地球の環境問題緩和にも貢献することができると考えると魅力的な感じがしませんか?
まず試しに次の月曜日に一度ベジタリアン料理に挑戦してみるのもいいかもしれません。